内容紹介

固定価格買い取り制度の導入が転機となって、日本でも「メガソーラー」と呼ばれる大規模な太陽光発電システムの設置が急速に進んでいます。買い取り価格は年度ごとに見直されますが、2012年度の制度開始から3年間は「利潤に特に配慮」して買い取り価格を決める方針のため、今後もメガソーラーの快進撃が続きそうです。

メガソーラーに続く、太陽電池の新たな成長分野も見えてきました。ビルや農地、自動車、屋内、湖、船舶などです。これらの分野では、軽くて曲がる、伸びるといった、既存の結晶Si型太陽電池では対応できない特性が求められる場合があります。そのため、結晶Si型太陽電池以外の方式の太陽電池にチャンスが巡ってきそうです。既に一部のメーカーは、成長分野をいち早く取り込もうと、技術開発を活発化させています。

本書では、日本のメガソーラーや新たな成長分野に関する、太陽電池の技術と市場の最新動向をまとめました。メガソーラーに関しては、「現地レポート 日本のメガソーラー」と題して、日本各地のメガソーラーの技術的な特徴や課題を分かりやすく解説する講座を加えています。太陽電池に興味を持つ幅広い分野の方に、役に立つ内容です。

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