内容紹介

病院に運ばれてくるさまざまな救急患者への初期対応のポイントをわかりやすく解説した救急医療の教科書。

例えば、
・挿管の前に、必ず傷病者を適切な体位に!(気道管理)
・パルスオキシメータを完璧と思わないこと!(呼吸器の救急)
・心電図の些細な所見を見逃さない(心臓の救急と心電図)
・心停止における非侵襲的気道管理:挿管の次を考える(心停止の管理)
・患者を不適切な施設へ搬送しないこと(外傷の救急)
・意識障害が見られる子どもには血糖値検査を(小児の救急)
・ヘリコプター着陸ゾーンの動的な環境:常に注意集中!(航空搬送/救命救急)
・集団外傷での判断を導いてくれる適切なトリアージ法を用いる(事故/災害)
・EMSにおける機密同意:あってはならない失敗(利用者への対応/法医学)
・不安症と過剰診断しない(行動医学/精神)
・妊婦者の肺塞栓症を見逃すな!(産婦人科の救急)
・患者の動揺の原因として、興奮性せん妄を考えたか?(神経学的な救急)

といった、陥りやすいミスを防ぐためのコツを138項目紹介します。医師や医学生、救急救命士必携の一冊です。