内容紹介
日経アーキテクチュア創刊1000号記念過去9万ページから必読事項を厳選!
1970年代からの建築界を様々な角度から分析!この1冊ですべてがわかる
創刊1000号を迎えた日経アーキテクチュアの過去記事約9万2000ページを徹底分析。高度経済成長後の建築界を、法規や企業経営、コストなど様々な切り口で概観し、「建築の未来」を読み解きます。
独自の視点によるグラフや図版をふんだんに盛り込んで、現代建築を分かりやすく図解しており、専門家だけでなく、若手設計者や学生にもお薦めの一冊です。
本書の内容
第1章
01 建築法規編…「不都合の後追い」の改正史新耐震設計法導入/構造計算書偽造事件
02 地震編…死角突く建物被害との戦い宮城県沖地震/阪神大震災/四川大地震
03 超高層編…先端技術で「複雑」「安心」へ東京都火災予防審議会答申/東京都庁躯体
工事/超高層の制振
04 企業経営編…バブル後遺症いまだ癒えず日建設計研究/バブル期の決算調査
05 コスト編…民間よりも数年遅れて変動コストの常識/超高層のコスト
06 プロジェクト編…作家性から社会的価値へ目黒雅叙園/香港上海銀行/六本木ヒルズ
/東京スカイツリーなど
07 コンペ編…良案と話題性の二兎を追う名護市庁舎/東京都庁舎
08 人物編…発信力高める「時代の顔」槇文彦氏/安藤忠雄氏/ザハ・ハディド氏
09 誌面分析編…世相反映し記事増減
第2章
建築界のキーパーソン10人が選ぶ「記憶に刻まれた記事」
01 内藤廣氏(内藤廣建築設計事務所代表)…「気付き」の重要さ伝える事故報道
02 山内隆司氏(大成建設社長)…クライストチャーチを忘れるな
03 隈研吾氏(東京大学大学院教授)…万博から始まった「反転」
04 乾久美子氏(乾久美子建築設計事務所代表/東京芸術大学建築科准教授)…街づくり
にデザインをどう生かすか
05 藤村龍至氏(東洋大学理工学部建築学科専任講師/藤村龍至建築設計事務所代表)…
巨大開発が映し出す現代建築史
06 和田章氏(東京工業大学名誉教授)…建築家と構造家の意外な関係
07 五十嵐太郎氏(東北大学大学院教授)…建築は社会に何ができるか
08 三栖邦博氏(日本建築士事務所協会連合会会長)…決算調査から時代が分かる
09 高橋晶子氏(武蔵野美術大学教授)…使い手の気持ちを知りたい
10 亀井忠夫氏(日建設計常務設計部門統括)…イラストが建築を外に開く