内容紹介

いま、急速に普及しつつある「BYOD」(私有端末の業務活用)を
網羅した国内唯一の解説書。
私有のスマートフォンなどを業務に利用するために役立つ情報を
総合的にまとめてお届けします。
「BYOD」という言葉をはじめて聞く方にも分かりやすく解説するとともに、
すでに導入を決めている情報システム担当者に役立つ実践的ノウハウも提供します。


 BYODとは、社員が個人で所有するスマートフォンなどの端末を業務に活用すること。これまで業務に利用する端末は企業が社員に貸与するのが一般的でしたが、スマートフォンやクライドに代表されるコンシューマーIT技術の進化にともない、そうした常識が崩れつつあります。時代遅れとなった企業貸与の端末よりも、個人の先進的なスマートフォンを業務に活用したほうが、コスト削減や生産性向上などのメリットが大きいからです。こうした動きは、スマートフォンのほかにも、タブレット端末やパソコンにも広がりつつあります。 欧米や日本以外のアジア太平洋地域の国々では既にBYODの導入が進んでおり、一般的なものとして受け入れられていますが、日本ではようやく用語が認知され始めたところです。そこで、「BYOD」という言葉を初めて聞く人でも素早く理解できる早分かり解説や、導入に当たって何をどうすればよいのか分かりやすく解説する導入ガイダンスを提供します。
 BYODの導入を検討している企業は昨年から2倍へと大きく増えている状況にありますが(日経コミュニケーション調査)、懸念されているのは、情報漏洩などのセキュリティ、導入のためのコスト増、具体的なノウハウの不足です。本書では、BYOD向けの最新ソリューションに加え、様々な業種にわたる多くの導入事例を紹介し、BYOD導入に対する懸念を払拭します。