内容紹介
◇忙しい設計技術者にとって、現場ですぐに役立つ実践的なプラスチックの専門書。◇団塊世代の大量退職や海外工場の立ち上げによる現場のベテラン不足を補う豊富なノウハウを満載。
◇設計・成形時に生じた疑問を随時調べられるように、
プラスチックの基本知識や物性、実用性質を簡潔に記述。
◇著者の膨大な経験や知見をベースに、プラスチック製品の設計や成形をうまく行う上でのポイントや、
トラブルとその解決策として、120のQ&Aを解説。
「失敗なく、プラスチックをうまく使いこなしたい」というニーズが設計部門で高まっています。コスト削減や生産性の高さといった従来からよく知られているメリットに加えて、軽量化やデザイン性の良さ、設計の自由度の高さなどプラスチックの機能性のメリットまでも積極的に取り込んで、これまでにない斬新な製品を設計しようとする動きが日本メーカーに見られます。
ところが、利点が多い半面、プラスチックには使いこなすことが難しいという特徴もあります。プラスチックの特性を正しく把握した上で、適切に設計に活用しなければ、思わぬトラブルを招いてしまいます。それなのに、専門知識を有するベテランが定年を迎えて職場を去ってしまうなどの原因で、職場に十分なノウハウが残っていないというケースが増えています。また、設計者は必ずしもプラスチックを専門としているとは限りません。
こうした切実な声に応えるべく、プラスチックを専門としない設計技術者にとって、実用的でかつ分かりやすい本書をつくりました。実績も経験も豊富な著者が、プラスチック製品の設計・成形に関する超・実践的なノウハウを解説しました。プラスチック製品の設計・成形上の失敗とはサヨナラし、プラスチックの特性を存分に引き出した設計を実現してください。