内容紹介


悩めるホーム長・管理者に1人1冊!
「値踏みする古参職員」「自主性のない若手職員」「看護職がホーム牛耳る」
“問題アリ”の組織を甦らせる!潜入コンサルタントがズバッと解決!

施設の運営を担いつつ、職員のマネジメントや利用者、その家族への対応を行う高齢者住宅のホーム長・管理者は常に多くの「困った」を抱えています。

本書では、「入居率が伸びない」「優秀な職員が相次ぎ退職」「古参職員のイジメ」「見守りの不備に家族がクレーム」など、介護現場で日常発生する45のトラブル事例をピックアップ。自らが介護職員として現場に入り、多くの施設を再生してきた“潜入コンサルタント”がホーム長と管理者が心得ておくべき対処法・解決策を指南します。


===== 目 次 =====
◇第1章 事なかれ主義体質
・「病院への付き添いには応じかねます」人気ホームに潜む低落の芽
・ 開設3年で入居率6割と低迷 なのに職員が入居者の受け入れを拒否 など

◇第2章 コミュニケーション障害
・“訪問介護スタイル”のケアで多発する入居者間のトラブル
・教育に力を入れたにもかかわらず 優秀な職員が相次ぎ退職 など

◇第3章 職員間紛争
・事故を起こすも第一発見者のふり 背景に古参職員のイジメ
・意固地に慣例を変えない古参職員 衝突した高評価の新主任が孤立 など

◇第4章 看護師天下
・看護師の施設長が胃ろうを推奨 介護の視点が欠落しホームが病院化
・「もう働けない」と介護職員から電話が “看護師天下”と化した有老ホーム  など

◇第5章 新任施設長を値踏みする古参職員
・他業種から転職してきたホーム長 「早く交代させて」と看護師から苦情が
・職員からの“品定め”に耐えかね 新任ホーム長が相次ぎ離職 など

◇第6章 手ごわい問題職員
・開設3年で入居率40%の元凶 ヒラの介護職員に全員服従のナゼ
・王様気取りの生活相談員 入居者家族を使い管理職を「恫喝」 など

◇第7章 非協力的な協力医療機関
・「こんな患者オレに診せるなよ!」横柄な協力医で入居者とのトラブル多発
・協力医療機関の助け得られず 認知症入居者の入院先探しに苦戦 など

◇第8章 近視眼的な運営方針
・新卒職員が定着しないホーム 「ぬるま湯」体質に危機感覚え退職相次ぐ
・マニュアル偏重で無気力なホームに自主性のない若手職員が増加 など

◇第9章 誤った「顧客第一主義」
・理想の介護の実現に燃えるホーム長  「顧客第一」はその実「押し付け」
・職員の犠牲の上に顧客満足度を追求 過労で職員が入院する事態に など

◇第10章 無責任な人任せ管理
・ホーム長が業務を中堅職員に丸投げ 疲れきった職員が相次ぎ去る
・方針をころころ変える施設長 人任せの対応で入居率が伸びず など

◇第11章 リスクマネジメントの欠如
・事故が起きても誰も報告せず 入居者が誤薬で入院する事態に
・入居者がホームを抜け出し自宅へ 見守りの不備に家族がクレーム など

◇第12章 地域との関係不全
・近隣住民と疎遠なホーム 住民からのクレームが頻発
・開設3カ月で入居率がたった10% 見学者がそそくさと帰る理由は? など