内容紹介

日経BPクラシックス 第13弾



ポパーは本書で、歴史は理念で動くと主張したドイツ観念論哲学のヘーゲル、人類の歴史は階級対立で動き、生産力と生産関係の矛盾によって資本主義から社会主義へと向かうのは必然としたカール・マルクスらの「歴史法則主義」、歴史主義(ヒストリシズム)を厳しく批判した。
 歴史主義は19世紀、20世紀にかけて多くの人に影響を与えた思想・イデオロギーであり、マルクス主義はソ連をはじめとする社会主義国を生むイデオロギーとなった。ポパーは、こうした歴史の見方は間違いであり、論理的に成り立たないことを本書で「論証」する。

解説は学生時代からポパーに親しみ、ポパーの翻訳も手がけている黒田東彦・日本銀行総裁が執筆した。