内容紹介

ローレンス・ティアニー教授らが、内科を中心にプライマリケアで遭遇する疾患の特徴をまとめたクリニカル・パール集。

泌尿器科、小児科、産婦人科、皮膚科、精神科、外科、眼科、耳鼻咽喉科など、他の診療科の医師に紹介する機会の多い疾患も取り上げた。
それぞれの疾患について、診断の要点、鑑別、治療、パール、参考文献の5点を1ページにまとめたコンパクトな、読みやすい構成となっています。


【原書】Current Essentials of Medicine, Fourth Edition


詳しい内容は、下の「目次を見る」よりご覧いただけます。


訂正

本書初版第1刷・17ページ「収縮性心膜炎」の診断の要点第6項の訳を修正いたします。

(誤)
心臓カテーテル検査では、拘束型心筋症とは対照的に、左右心室圧
の呼吸に伴う変化の不一致が明らかになる。つまり、吸気時には右
心室への流入血液量が増加するため心室中隔が左心室側に膨隆し、
右心室収縮期圧は上昇する。逆に呼気時には心室中隔が右心室側
に膨隆し、左心室収縮期圧が上昇する。

  ↓

(正)
心臓カテーテル検査では、拘束型心筋症とは対照的に、左右心室の
呼吸に伴う不一致が明らかになる。つまり、吸気時には胸腔内圧が
低下し、肺静脈から僧帽弁を通過する血液流入量が減少し、心室中
隔が左心室側に膨隆する。逆に呼気時には心室中隔が右心室側に
膨隆する。