内容紹介

真の問題が見える!ぶれない要件が決まる!

 要件定義に必要な知識、スキルは多岐にわたります。要件定義自体の進め方に関する知識はもちろん、業務を分析・設計するスキル、利用部門などから意見や要望を引き出し合意形成を図るコミュニケーション力も不可欠です。しかし一般にこれらの知識やスキルは、設計工程のようには標準化されておらず、多くのエンジニアが見よう見まねでこなしているのが実情です。

 本書では架空のシステム開発プロジェクトを例に、若手SEがベテランの助言を基に要件定義を進めていき、多くの成果物を実際にまとめていきます。現場のリアリティ溢れる内容で、要件定義の進め方やコミュニケーションの手法、各種成果物のまとめ方を、実践的に学ぶことができます。要件定義解説書の決定版として好評を博した前作に、保守開発での要件定義手順や、要件定義の演習例題を加えてボリュームアップしました。

 最近は単なるシステム導入にとどまらず、業務自体を抜本的に見直しシステムを構築するプロジェクトが増えてきました。その分、要件定義の難易度も大きく高まっています。本書を活用して、「ぶれない要件」を固めプロジェクトを手戻りなく進められる力を磨いてください。

★本書の付録「要件定義の成果物」がPDFでダウンロードできます
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 業務関連図/RAカード
 問題体系図/問題関連図
 新論理データフロー図 ほか
 >>ダウンロードは こちら

≪目次≫
第1章 要件定義を成功させるポイント
第2章 業務分析の進め方 ~方針定め真の問題を特定する~
第3章 業務設計の進め方 ~解決策を考え要件決める~
第4章 既存システム改善における要件定義の進め方
第5章 情報を漏れなく集めるヒアリングのスキル
第6章 全員が納得する合意形成のスキル
第7章 BABOK を実践する方法
付録A 問題分析の演習例題
付録B 要件定義の成果物一覧