内容紹介
医療・ヘルスケアの未来を占う「ビッグデータ」。スマートフォンやウエアラブル端末が蓄積する大量の情報は、生活改善支援サービスなどの新市場を生み出し始めようとしています。一般向けを含む遺伝子解析サービスも続々と登場し、遺伝情報もビッグデータに取り込まれつつあります。レセプトや特定健診のデータを生かす「ナショナルデータベース」「データヘルス」など、医療情報を活用する動きもいよいよ始動します。医療ビッグデータの活用に向けた機運が高まる中で、その本質はどこまで見えてきたのか、残された課題とは何か。本書では、ビッグデータの“入口”から“出口”まで、という視点でこの1年の動きをまとめました。日経デジタルヘルスによる取材情報を中心に、それぞれ「全体動向」「実臨床・サービス」「データヘルス」「ウエアラブル」「データ解析」「プライバシー」の章に分類し編集。また、2015年3月に開催した「医療ビッグデータ・サミット2015」の様子についても最終章に掲載しました。「医療ビッグデータ」の今を把握できる1冊です。