内容紹介

高齢患者の不定愁訴に対応できるとして、近年見直され、処方機会が増加する漢方薬。
一方、大学医学部でも漢方薬処方が本格化していますが、そのようになってきたのはここ数年のため、
ベテラン医師ほど漢方薬処方に迷うことが多いのです。

本書は、独自に漢方薬処方を学んだ著者が、横浜で開業しているクリニックでの処方経験をベースにして、
患者の症状や状態に適した漢方薬選択のノウハウをまとめたガイドブックです。

「胃痛」や「便秘」など、よくある症状ごとに見開き単位で解説します。
漢方医学になじみが薄い読者でも、西洋医学の知識の範囲で理解できる内容となっています。
医師、医学生、薬剤師がいつでも手元においておけるようコンパクトな四六判の体裁にしています。

章立て
1.呼吸器疾患、2.消化器疾患、3.循環器疾患、4.腎泌尿器疾患、5.血液疾患、6.代謝系疾患、7.神経系疾患、
8.耳鼻科疾患、9.精神疾患、10.運動器疾患、11.婦人科疾患、12.皮膚科疾患、13.外科疾患、14腫瘍、15.小児科疾患