内容紹介
理論から実践へ!アジャイルに踏み出せなかった現場に贈る、効率的なチーム運営の秘訣とは?
ソフトウェア開発における「カンバン」(英語でもKanban)は、トヨタのジャストインタイムスケジュール管理メカニズムに基づくプロジェクト管理手法のこと。本書は"Agile Project Management with Kanban"(Microsoft Press, 2015)の日本語版で、カンバン方式によるソフトウェア開発プロジェクトの実践方法を、著者自身の実体験に基づいて具体的に解説します。
----------「監訳者あとがき」より抜粋----------
本書は、最初から最後まで、「現場目線」を貫いています。「現場目線」とは、現場がカンバンを理解し、実践するための自然かつ最短距離な構成であるということです。具体的には、カンバンを現場に導入するとしたらこの順番に理解したほうがいいという構成になっています。各章とも、実践的な解説、よくある質問と回答、トラブルシューティング、そしてチェックリストという構成になっています。
(中略)
本書は理論と事例だけでは、なかなか踏み込むことが難しい実際の現場にカンバンを導入するためのエッセンスをていねいに盛り込んだ構成になっています。また、管理職になじみのある表現も使うことで、ボトムアップ、トップダウンでの導入ではなかなか効果が出せなかった現場でもミドルアップダウンでの導入が見込めるのではないかと考えます。今、現場で悩んでいる管理職にぜひ本書を手渡していただきたいです。
まず、現場を見えるようにするところから始めてみてください。本書はその手助けをしてくれることでしょう。ぜひ現場で読書会を開き、現場のあるべき姿の議論、本来の目的の再確認にもお役立てください。
監訳者 長沢 智治
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本書の原著者であるEric Brechner氏がMicrosoft Pressのブログに寄稿した記事「Kanban anti-patterns」(原文へのリンクはこちら)を、今回特別に許可を得て日本語化しました。下記の「関連リンク」に記載のリンクをクリックすると、PDF形式で無償ダウンロードできます。本書の理解を深めるためにぜひお役立てください。
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本書の原書サイトで公開中のサンプルファイル(英語版)を、日本語化して公開しました。下記の「関連リンク」の「サンプルファイルのダウンロード」から無償でダウンロードできます。サンプルファイルの内容については、本書の「はじめに」の(7)ページにある「ダウンロード:サンプルファイル」をお読みください。