内容紹介

AWSのサービスはこう組み合わせる!
大事な業務システムの作り方


“定番”ともいえる14パターンの業務システムについて、Amazon Web Services(AWS)のサービスの選び方、組み合わせ方を解説します。業務システムのように複雑な仕組みを構築するには、AWSの特性を十分理解してインフラを設計する必要があります。そうしたAWSを使った業務システム設計の勘所を、パターン別に分かりやすく説明します。

本書はWebシステム、ストレージシステム、データ分析システムといったテーマごとに、AWSのサービスを組み合わせて、特定の要求を満たすシステムを作るための「設計パターン」を解説します。2016年6月発行の「Amazon Web Services 定番業務システム12 パターン設計ガイド」を基に、「マイクロサービスの運用基盤」「AIとIoT」の2パターンを追加し、全体を通して加筆・修正・再構成しました。AWSの最新サービスに対応しています。

基本的なパターンから入り、徐々に応用的なパターンへと深く説明していきます。例えばWebシステムでは、仮想サーバー1台の単純な構成のWebサイトの設計方法から、性能や可用性の要件が厳しい場合の設計パターンまで紹介します。

後半では、仮想サーバーを使わない“クラウドネイティブ”なシステム、AWSをフル活用してアプリケーションの高速開発、オンプレミス環境と連携動作させる“ハイブリッドクラウド”など応用的な設計パターンも解説します。

クラウド初心者からベテランまで、AWSを使ったインフラ設計のあらゆる局面に役立つ一冊です。

≪目次≫

[基本編]
1章 Webシステム
1-1[パターン1]キャンペーンサイト
1-2[パターン2]コーポレートサイト
1-3[パターン3]性能重視のイントラWeb
1-4[パターン4]可用性重視のイントラWeb

2章 ストレージシステム
2-1[パターン5]バックアップ
2-2[パターン6]ファイルサーバー

3章 データ分析システム
3-1[パターン7]構造化データの分析
3-2[パターン8]非構造化データの分析
3-3[パターン9]AI とIoT

[応用編]
4章 アプリケーションの高速開発
4-1[パターン10]サーバーアプリの高速開発
4-2[パターン11]モバイルアプリの高速開発

5章 クラウドネイティブ
5-1[パターン12]サーバーレスのインフラ
5-2[パターン13]マイクロサービスの運用基盤

6章 ハイブリッドクラウド
6-1[パターン14]オンプレミス環境との連携