内容紹介
技術士試験の2019年度の改正を受けて18年版を全面的に改訂。合格論文の書き方や口頭試験への対処法などを基本から解説します2019年度に技術士試験が大幅に改正されます。第二次試験では必須科目が再び記述式となるほか、選択科目の論述内容や形式、口頭試験の試問内容も変わります。各科目が対象とする出題範囲も見直されました。
本書は19年度の改正内容を踏まえて、18年版を全面的に改訂しました。改正後の出題予測を基に、必須科目や選択科目の想定問題と論文例を豊富に収録したほか、口頭試験の試問内容と対処法も基本から解説。受験者の専門性や各科目に適した効率的な勉強法を指南します。
<本書のポイント>
○2019年度の大幅な改正を受けて、18年版を全面的に改訂。
○必須科目で問われるテーマを踏まえて、論文の構成や書き方などを解答例も交えて基本から解説。
○選択科目の出題形式に合わせて論文の構成や記述内容を例示。
○これまでの出題内容を基に重要な分野やテーマをそれぞれ明示。
○各選択科目の出題テーマごとに解答のポイントを示すとともに、主要な8科目では想定問題と解答例も掲載。
○口頭試験の改正内容も基本から解説したうえで、想定される質問と答弁での留意点を詳説。
はじめに
第1章 改正の要点と勉強方法
1-1 2019 年度の改正内容
1-2 2018 年度の出題傾向と勉強方法
(1)必須科目の論文
(2)選択科目IIの「専門知識と応用能力」を問う論文
(3)選択科目IIIの「問題解決能力と課題遂行能力」を問う論文
1-3 受験科目を選ぶにあたって
(1)改正後の選択科目の出題範囲
(2)受験科目選定の考え方と注意点
第2章 業務経歴票の書き方
2-1 受験申込書の作成時の注意点
(1)受験申込書は口頭試験の第一段階
(2)業務経歴はできるだけ細部まで拾い出す
(3)選択科目に関する業務内容を主体に
2-2 業務経歴票の記入方法
(1)業務経歴の行はすべて埋める
(2)地位・職名欄は責任ある立場をアピール
(3)従事期間(業務経験年数)は切れ目なく
(4)業務内容の欄は技術的な論点を交えて明確に
(5)詳細欄には課題や問題点、解決策も記述
(6)「何をしたか」ではなく「どう考えたか」を
(7)受験申込書は必ず控えを残す
第3章 必須科目の論文への対処法
3-1 出題範囲と傾向
3-2 出題テーマの想定
3-3 論文の構成と作成のポイント
第4章 選択科目の論文の書き方
4-1 選択科目の出題形式
4-2 論文構成と記述内容
(1)選択科目II-1 の論文
(2)選択科目II-2 の論文
(3)選択科目IIIの論文
4-3 受験者の「系」に合わせた勉強方法
(1)選択科目の分類
(2)出題予想とテーマの絞り方
(3)勉強するテーマの数
(4)論文の作成に必要な情報の集め方
4-4 科目別の出題予測とポイント
土質基礎
鋼コンクリート
都市計画
河川砂防
港湾空港
電力土木
道路
鉄道
トンネル
施工計画
建設環境
第5章 文章作成ルールを再確認しよう
5-1 文章作成のルール
(1)文字について
(2)漢字表記とかな表記
(3)見出しの段階を統一
(4)段落の最初は1 文字下げる
(5)受験者に見られる論文作法の癖
5-2 わかりやすい文章を書くために
(1)文を短くする
(2)主語を省略しない
(3)主語と述語が不一致のねじれ文
(4)答案では重複表記を避ける
(5)誤字・脱字は不注意と思い込みが原因
5-3 わかりやすい答案を書くために
(1)わかりやすい答案作成の訓練
(2)手書き原稿の作成
第6章 口頭試験対策
6-1 受験申込書の作成から筆記試験まで
(1)口頭試験の改正内容
(2)業務経歴票の作成
(3)再現論文の作成
6-2 筆記試験から口頭試験まで
(1)業務経歴票の内容の再確認
(2)再現論文の補強
6-3 口頭試験の試問内容
(1)経歴に関する試問内容
(2)選択科目IIIや必須科目の答案に関する試問内容
(3)技術者倫理に関する試問内容
(4)継続研さんに関する試問内容
6-4 口頭試験の心構えと注意事項
(1)答弁は簡潔に
(2)わからない質問には確認を
(3)試験官を顧客と思え
6-5 想定質問と答弁における留意点
(1)技術士としての実務能力に関する想定質問と解答例
(2)技術者倫理や継続研さんに関する想定質問と解答例
おわりに
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