内容紹介

「いろいろな薬局からたくさん届くFAXどうにかならないかなぁ」「薬局から患者さんの情報提供がもう少しあれば嬉しいんだけどなぁ」といった病院の悩み。「病院の先生は忙しいから何度も電話をかけるのは気が引けるわ」「送ったFAXちゃんと確認してもらえたのか不安だな」といった調剤薬局の悩み。薬薬連携で、そんな悩みありませんか?本書は薬薬連携の課題とその解決方法を探るために、IT会社社長も務める現役医師が書いた書籍です。

■目次
第一章
薬薬連携の重要性

薬剤師の仕事と薬薬連携/薬薬連携の実例
コラム(1) かかりつけ薬局の意義と課題
コラム(2) 残薬問題と残薬バッグ

第二章
薬薬連携における疑義照会の実情と課題

疑義照会の内容と手順/疑義照会時のストレス
病院勤務医の実情
個人の経験・慣例に頼る調剤現場
コラム(3) ポリファーマシーの問題

第三章
薬薬連携に役立つ試み

疑義照会簡素化プロトコルとは
トレーシングレポート/合同勉強会
コラム(4) 地域包括ケアシステムにおける薬薬連携の役割

第四章
Dr. JOYを活用した薬薬連携コミュニケーション

薬薬連携の新しいコミュニケーションスタイル

終章
これからの薬薬連携


■著者紹介
石松 宏章氏
医師、Dr. JOY株式会社 代表取締役社長
1984年大分県生まれ。大分上野丘高校、東京医科大学卒業。医学部時代に学生医療支援NGO-GRAPHIS-を立ち上げ、リーダーとして活動を牽引。カンボジアの無医村に小学校と診療所を建設。卒業後は、東京女子医科大学病院で研修医会長を務め、2012年に沖縄の勝連病院に内科医として赴任。MR担当窓口を担当した経験から病院と製薬企業における旧態依然の慣習を改革することを決意。2013年11月にDr. JOY株式会社を創業。