内容紹介
技術革新で急拡大する公的保険外のヘルスケア産業。最前線の取り組みと市場攻略のポイントを徹底解説!公的医療・介護保険財政の逼迫を受け、その周辺産業にビジネスチャンスを見いだす動きが活発化。ICTなどを用いた新製品・サービスを提供する事業者による新規参入が相次いでいます。経済産業省によれば、公的保険外のヘルスケア産業が2025年には33兆円の規模に拡大する見通しです。
拡大するヘルスケア産業における取り組みと新市場攻略のポイントを、参入やビジネス拡大を考える事業者向けに解説。併せて、「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020」の模様を誌上再録します。
■主な内容
経済産業省ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020
ヘルスケアの課題に挑む9人が登壇
ビジネスコンテスト部門、アイデアコンテスト部門
医療・介護 令和のソリューション
20年後を見据えた3つの効率化
◎CASE 医療編
北原国際病院 AIで合併症に先手を打つ
さくら総合病院 集中治療・ケアの悩みを遠隔相談
医療法人芙蓉会 ICTで健康管理、異常を検知し早期介入
ピアラボ ICT化や事務職増で看護業務に専念
倉敷中央病院 IoTで検査機器の稼働を見える化
等潤病院 患者や健診受診者にPHRを推奨
目々澤醫院 事前のAI問診で頭痛の問診時間を3分の1に
◎CASE 高齢者住宅・施設編
グッドタイムリビング AI搭載ロボットで運搬業務を代替へ
パナソニック グループ IoT活用しMCIの早期発見
SOMPOホールディングス 5Gで入居者の顔認識や食事量を記録
アズパートナーズ 業務省力化で生じた時間で機能訓練を充実
イリーゼ練馬石神井台 先進IoT/AIを試験導入しQOL向上を追求
青森社会福祉振興団 先進機器を積極導入、勤務シフト作成ソフトも開発
特別養護老人ホーム ひまわり・安城 新設特養で効率化見据えた投資
◎CASE 在宅介護サービス編
エムダブルエス日高 AIによる機能訓練メニューを提案
やさしい手 職員のスケジュールを可視化
デイサービス OLU' OLU 送迎シフト作成ソフトで車両を7台から5台に
●特集2
胎動する認知症マーケット
・国を挙げた対策が本格化、検査や脳トレなどの開発進む
〔CASE〕
さくら病院 ニーズを見極め早期発見から入院時のケアまで対応
いそべ頭痛・もの忘れクリニック 多職種で患者・家族をケア、当事者視点で診断・治療・予防
ウェルネスパートナー・ウェルネス浜名湖 専門職を配置し認知症予防を充実、多様な独自プログラムを用意
あたご苑 見守りセンサーのリニューアルで職員の負担と重大事故が減少
●REPORT
・「健康・医療戦略」支える経産省、「予防・進行抑制・共生」型への転換を支援
・多職種・法人連携を円滑に進める情報共有ツールが続々登場
・介護の生産性高める北九州モデル、市主導で業務分析やロボット導入
●誌上セミナー
医療ビジネスの事業化に資する「真のニーズ」の見つけ方
●寄稿
失敗しない介護ロボット活用術