内容紹介
■ 大量のExcelデータ処理が一瞬で片付く!□ テレワークにぴったりの時短ワザをPythonで
仕事をする場所がオフィスなのか自宅なのかにかかわらず、やっぱりExcelを使った仕事は相変わらず山積みです。いろいろ工夫してもExcelの作業はどうしても時間がかかります。
なぜなのか。
確かにExcelは便利です。たくさんの計算をして、表をきれいにまとめ、グラフを作り、さまざまな分析をする。これを手作業でやることを考えれば、Excelは手放せません。
でも一方で、何をやるにもマウスでカチカチ、キーボードをポチポチ。そんな手作業が積み重なった作業時間は膨大。終わってみれば「こんな時間?」になっていることもしばしばです。それだけでなく、大量のデータが入力されているブックの場合、作業のためにファイルを開くだけでえんえんと待たされるなんてことも、Excelあるあるですよね……。
そんな、Excelの煩わしさを抜本的に解消し、究極の時短を実現してくれるのがPython(パイソン)です。前作『Excel×Python最速仕事術』以降、ExcelとPythonで仕事を効率化することにはすっかり注目を集めています。これを機会に、Pythonを使ってみてはどうでしょう。
「Pythonってプログラミングなんでしょ? 難しそうでちょっと……」。その気持ちもわかります。でも、Pythonはプログラミング言語の中でもかなりシンプルな記述でかなりのことができるのが特徴です。Excelユーザーなら誰でもご存じの差し込み印刷が、たった三十数行のプログラムで実現できるところからもそれがわかります。「そんなの信じられないよ」という人は、ぜひ本書でPythonのシンプルさを実際に確認してください。プログラミングへの印象が変わってしまうかもしれません。
究極の目標は、誰でも自分の仕事を自由自在にPythonで自動化できるようになること。PythonでExcelが操作できても、自分の日常業務がラクにならなければ意味がない。そこで本書ではデータ処理の重要なポイントを、(1)抽出、(2)並べ替え、(3)集計の3つと考え、それぞれに必要な処理と、それを誰でも実際に使えるようにプログラミングするためのテクニックを紹介します。そこさえ押さえてしまえば、あとは自分の業務に落とし込むだけ。そのために必要なことはしっかり、かつわかりやすく解説しています。
【大量のデータ】を対象に、【手数のかかる処理】を定型業務として【頻繁に繰り返す】必要がある。一つでも当てはまるなら、Pythonでの自動化は必ず効果があります。時間のかかる業務を自動化すれば、出勤時はもちろん、テレワーク環境での自宅作業にも効果あり。定時で仕事を終えられるのはもちろん、もしかしたら定時前に全部片付けてしまえるかも……。テレワーク時代だからこそ、Pythonでひと工夫することに挑戦してみませんか?
■主な内容
はじめに なぜVBAではないのか
第1章 Pythonを使うメリット
第2章 Pythonプログラミングの基礎
(差し込み印刷プログラム徹底解説)
第3章 データを抽出する処理を作る
第4章 データを並べ替える処理を作る
第5章 データを集計する処理を作る
第6章 【実習】QRコードを作るプログラム