内容紹介
技術士試験の改正後2年間の出題を徹底分析して合格方法を伝授2020年版の想定問題と論文例を一新して答案作成のコツを解説
技術士の第二次試験は、受験者の技術力をより深く確認しようと変化を続けています。出題者の意図を理解して対策を講じなければなりません。本書では、試験改正後2年間の出題内容や傾向を徹底分析。新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえた最新の国土交通政策と照らし合わせたうえで、20年版の合格指南を改訂しました。
必須科目と選択科目のそれぞれで、21年度の必修テーマとキーワードを明示しています。各科目の想定問題や論文例を一新するとともに、解答のコツを小問ごとに一つひとつ解説しました。受験申込書の作成時の注意点から口頭試験の想定問答集までを網羅し、合格に向けた最短ルートを丁寧に指南します。
<本書のポイント>
○2019年度の試験改正後2年間の出題内容を分析して改訂。
○新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ、21年度の試験で重要となる最新テーマとキーワードを紹介。
○必須科目の予想テーマを5つに絞り込んだうえで、論文の構成方法から小問ごとの対処方法まで詳説。
○選択科目の頻出テーマを一覧形式で解説し、一新した想定問題や論文例とともに答案作成のコツを伝授。
○口頭試験の試問内容を整理して想定問答集を取りまとめ、答弁での注意点を掲載。
■主な内容
第1章 出題傾向と勉強方法
1-1 2020年度の試験内容
1-2 2020年度の出題と21年度の勉強方法
(1)必須科目
(2)選択科目II
(3)選択科目III
1-3 受験科目を選ぶにあたって
第2章 実務経験証明書の書き方
2-1 実務経験証明書の作成時の注意点
(1)受験申込書は口頭試験の第一段階
(2)業務経歴はできるだけ細部まで拾い出す
(3)選択科目に関する業務内容を主体に
2-2 実務経験証明書の記入方法
(1)業務経歴の行はすべて埋める
(2)地位・職名欄は責任ある立場をアピール
(3)従事期間(業務経験年数)は切れ目なく
(4)業務内容の欄は技術的な論点を交えて明確に
(5)詳細欄には課題や問題点、解決策も記述
(6)「何をしたか」ではなく「どう考えたか」を
(7)受験申込書は必ず控えを残す
第3章 必須科目の論文の書き方
3-1 出題の内容と形式
3-2 論文のまとめ方
3-3 出題テーマの予測と論文例
第4章 選択科目の論文の書き方
4-1 選択科目の出題形式
4-2 論文構成と記述内容
(1)選択科目II-1の論文
(2)選択科目II-2の論文
(3)選択科目IIIの論文
4-3 勉強方法
(1)選択科目II-1
(2)選択科目II-2
(3)選択科目III
4-4 科目別の出題予測とポイント
土質基礎
鋼コンクリート
都市計画
河川砂防
港湾空港
電力土木
道路
鉄道
トンネル
施工計画
建設環境
第5章 文章作成ルールの再確認
5-1 文章作成のルール
(1)文字の種類
(2)漢字表記とかな表記
(3)見出しの段階を統一
(4)段落の最初は1文字下げる
(5)受験者に見られる論文作法の癖
5-2 分かりやすい文章を書くために
(1)文を短くする
(2)主語を省略しない
(3)主語と述語が不一致のねじれ文は使わない
(4)重複表記を避ける
(5)誤字・脱字は不注意と思い込みが原因
5-3 分かりやすい答案を書くために
(1)分かりやすい答案作成の訓練
(2)手書き原稿の作成
第6章 口頭試験対策
6-1 受験申込書の作成から筆記試験まで
(1)口頭試験の内容
(2)実務経験証明書の作成
(3)再現論文の作成
6-2 筆記試験から口頭試験まで
(1)実務経験証明書の記述内容の再確認
(2)再現論文の補強
6-3 口頭試験の試問内容
(1)経歴に関する試問内容
(2)筆記試験の答案に関する試問内容
(3)技術者倫理に関する試問内容
(4)継続研さんに関する試問内容
6-4 口頭試験の心構えと注意事項
(1)答弁は簡潔に
(2)分からない質問には確認を
(3)試験官を顧客と思え
6-5 想定質問と答弁における留意点
(1)技術士としての実務能力に関する想定質問と解答例
(2)技術者倫理や継続研さんに関する想定質問と解答例