内容紹介
■ コンピューターが自然な言葉を解釈し、自然な言葉で応答□ 基礎の基礎から実装まで、チャットボットの最先端がわかる!
チャットボットの導入が本格的に始まっています。ヘルプデスクやユーザーサポート、サービス向上や業務支援など、これまで人手に頼ってきた業務をコンピューターが24時間、より速く、大量にさばくことができるためです。サービスを提供する側にも、サービスを利用する側にもメリットがあるのがチャットボットということに気が付いた人が増えてきたのが、導入が本格的に始まった理由です。
これからますます導入が進んでいくことが予想される今、懸念されているのが、「チャットボットにくわしい人」が少ないこと。逆に言えば、今チャットボットのことをしっかり学び、実装のノウハウを身に付けておけば、エンジニアとして強力な武器になることは間違いありません。効果的なチャットボットを提案し、効率良く構築し、適切に運用する。そのためのスキルは、すでにWebアプリケーションのエンジニアとして活躍している人はもちろん、これからそうした分野でエンジニアリングに携わりたい人にとっても必ず役に立ちます。
本書では、将来にも役立つ知識として、チャットボットの仕組み、使いどころをしっかり解説。提案はもちろん、実装の場面でエンジニアを下支えする基礎になるのはもちろん、様々な提案の場面でも役に立つ“基礎体力”になります。
実装では、チャットボット用のアプリケーションとして世界的にも評価の高いBotpressを使って実際の開発手順を解説。メジャーなWebサイトでの採用が進む次世代のデファクトスタンダードであるBotpressは、やりようによってはノーコードでの開発もできるため、プログラミングを知らない人でも簡単にチャットボットを作ることができるようになっています。もちろん、AIを用いた自然言語処理も備えており、高度なコミュニケーションも実現できる本格的なソフトウェアでもあります。
このため、経験豊富なWebアプリケーションエンジニアは当然のこと、JavaScriptを学び始めた初心者プログラマーでもチャットボットの開発が可能。もっと言えば、「チャットボットの導入を検討しており、まずはどんなものか試してみたい」というWebの企画担当者やマーケティング担当者でも、プログラミングの知識不要でチャットボットを作ってみることができます。その幅の広さも、Botpressの特徴です。
サンプルになるチャットボットでは、まずノーコードで開発できる「あいづちボット」、それからECサイトでの販売支援をする「接客ボット」の開発を解説します。接客ボットでは、既存のECサイトにチャットボットを導入するという前提で、フロントエンド バックエンドの統合もじっくり解説。これにより、本格的なチャットボット導入の現場で役立つノウハウを身に付けることができます。
ポストコロナ、ウィズコロナでチャットボットの需要はさらに高まることが予想されています。開発する側としても、導入する側としても、いち早く理論武装、スキルの獲得を目指し、チャットボットのエキスパートとして活躍することを目指しましょう!
■主な内容
第1章 チャットボットとは
第2章 チャットボットの仕組み
第3章 チャットボットを作る方法
第4章 チャットボットを作ってみよう
第5章 接客ボットを作ろう1基本編
第6章 接客ボットを作ろう2フロントエンド統合編
第7章 接客ボットを作ろう3バックエンド統合編
第8章 よくある要件と機能ガイド
第9章 公開と運用のガイド