内容紹介

子育てを「ちゃんとしなきゃ」と思うほど、苦しくなる。
仕事や家事に追われ、子どもとの時間も、自分の時間も足りない。
そんな毎日の中で、「いい親でいなければ」と自分を責めていませんか。

本書が提案するのは、親と子がお互いの気持ちや都合をすり合わせ、共に育ち合う子育てです。親が思う「良いこと」と、子どもが感じる「良いこと」は、必ずしも同じではありません。その違いに目を向けながら、今の親子に合う「折り合い」を探っていきます。

「子育ては3割できれば十分」
「そばにいるだけで子どもは安心できる」
「『あなたは』ではなく『私は』で気持ちを伝える」
完璧を目指さず自分を楽にする考え方から、子どもとの関係を整える声のかけ方、待つ・見守る・頼ることで子育てを味わう工夫まで、身近なエピソードを交えて紹介。スマホやタブレットとの付き合い方など、忙しい生活に即したテーマも取り上げます。
さらに、言うことを聞いてくれない、子どもと遊んでも楽しくない、言葉が遅い気がするなど、具体的な悩みを考えるQ&Aも収録。

著者は、人との関わりの中で子どもの心がどう育つのかを研究し、自身も子育てに悩み、試行錯誤してきた京都大学教授・大倉得史。発達心理学の視点と実体験から、限りある時間の中で心をつなげるヒントを届けます。がんばりすぎている毎日に少し余白をつくり、子どもと過ごす時間を味わい直すための一冊です。

【目次】
第1章 完璧を目指さないための発想
ほどよいところで手を止める/親にも自分の都合がある/子育ては3割できれば十分 ほか
第2章 自分自身を楽にするための発想
そばにいるだけで子どもは安心できる/自分自身の時間を大切にする/スマホ・タブレットは使い方次第 ほか
第3章 子どもとの関係を整えるための発想
「困ったところ」を別の角度から見てみる/「あなたは」ではなく「私は」で気持ちを伝える/子どもを信じて、任せてみる ほか
第4章 子育てを味わうための発想
ひらくとき──「役に立たない時間」を楽しむ/つつむとき──ぬくもりで「大丈夫」を伝える
たよるとき──「助かったよ」が、子どもの自信になる ほか
第5章 具体的な悩みについて考える ― 正解のないQ&A ―
「イヤ!」ばかりで、言うことを聞いてくれない/子どもと遊んでいても、楽しくない……/うちの子は、少し敏感すぎる? ほか