内容紹介

日本と世界の先を読み、仕事力を一段上げる!
今日から仕事に役立つ経済データの「読み方」「使い方」

40年間、経済データ(経済指標)をウオッチし続けている人気コンサルタントが、指標とニュースを関連づけて深く分析する方法を解説。


・長引くウクライナ戦争やイラン攻撃、トランプ米政権の政策などで国際情勢が激動し、 経済も大きな影響を受けています。このような変化をとらえ、自分の生活や仕事への影響を考えるためには、経済指標(経済データ)を読む力が必要です。

・著者は約40年、経営コンサルティングを続けながら、数多くのベストセラーを生み出してきた人気コンサルタントです。経済指標を日々チェックして仕事に活かしています。その豊富な経験をもとに、主要な経済指標を取り上げ、それらの定義や、ニュースと関連づけて深く読む方法を解説します。

・インフレ率、GDP、長期金利、失業率など 経済全体の指標から、鉱工業指数、生産指数 集積回路、旅行取扱状況など個別業種に関する指標まで幅広く取り上げます。さらに、日経平均株価やPER、ROEといった投資に役立つ指標も紹介します。

・ビジネスパーソンは日本経済や世界経済の現状分析や先読みが可能となり、仕事のレベルを一段上げることができます。株や外貨投資などに取り組む個人投資家にも役立つ内容です。

【本書の目次】
第1章 景気の良し悪しを知る

1 「日銀短観」から分かる景気の方向性
 3カ月ごとに企業に細かく調査
 米中摩擦の高関税が日本にも大きく影響
 コロナ禍、ウクライナ侵攻からの回復
 イラン戦争勃発後も景気は強い
2 「景気ウォッチャー調査」で現場の景況感を把握
3 「景気動向指数」から先行きを予測する
4 インフレ率は経済の体温計―「消費者物価指数」
 30年近く物価が上昇しなかった日本でインフレが始まった
 物価が上がり始めた2つの理由
 イラン情勢の悪化によって高騰した原油価格
 「良いインフレ」と「悪いインフレ」の違い
 価格上昇は輸入物価、企業物価、消費者物価の順に進む
 これから一時的にインフレが再燃する
 物価上昇はいつ落ち着くのか
5 伸び始めた実質賃金――「現金給与総額」
 給与の伸びと物価上昇を比較する
 賃金が伸び悩んだ原因

第2章 お金の動きを見る

1 異常だった異次元緩和と「マネタリーベース」
 日銀の2つの使命と3つの顔
 過去に例のない異次元緩和の中身
 日本政府が異次元緩和の後にすべきだったこと
 「ステルス引き締め」が続く
2 「政策金利」から見える日本経済
 政策金利とはどういうものか
 マイナス金利をやめた後に起きていること
3 金利が上がり始めた日本、次に起きること
 日米の金利差が広がり円安ドル高が進行
 インフレ率を見誤ったFRBの失策
 政策金利はどこまで上がるのか
4 高騰する長期金利が迫る大転換
 長期金利が上昇している背景
 消費税減税で財政赤字の増加懸念が強まる
 長期金利が上昇すると何が起きるのか
5 金融は私たちの生活にどう影響しているのか
 24兆円目減りした日本の家計
 「貯蓄から投資へ」の問題点

第3章 経済の本質を理解する

1 なぜ「GDP」が一番重要なのか
 GDPは給与の源泉
 プラスでも経済が成長しているとは限らない
 GDPの50%程度を支える家計の支出
 米国は底堅く、欧州は低成長でも安定
 ドル換算で見る成長から取り残された日本
2 「貿易収支」と「経常収支」の構造変化
 日本はどのように海外から稼いでいるのか
 貿易収支が赤字に転じた理由
 なぜ経済成長が鈍化しても株価が上がるのか
3 変動する為替相場、円安が進む
 為替が動く3つの理由
 「有事の円買い」が起きても円高は進まず
4 「失業率」から見える日米欧の雇用慣行の違い
 コロナ禍で起きた異常事態
 世界が注目する「非農業部門雇用者数」
 米国と日本・欧州の動きが異なる理由
 雇用が伸びなくなった米国
 日本の雇用は安定している
5 世界経済を左右する米国の消費
 貯蓄せずにお金を使う米国人
 個人消費が鈍り始めた米国
 日本人の意外に低い貯蓄率
6 インフレ率で分かる中国経済の動向
 不動産不況で下がったインフレ率
 隠れている巨額の融資
 中国の不動産バブル崩壊で何が起こるのか

第4章 個別業種から見る経済の動き

1 製造業は日本の主力産業――「鉱工業指数」
 在庫と生産の増減を同時に見る
 健全な状態が続くが先行きに注意
2 半導体サイクルを読み解く「生産指数 集積回路」
 「スーパーシリコンサイクル」に突入したのか
 日本の競争力に不安がある
3 鉄鋼業は今も国内経済を支える――「粗鋼生産高」
4 景気に敏感に反応する百貨店――「全国百貨店売上高」
 ぜいたく品の売れ行きを表す指標
 2026年に入って好調な3つの理由
 百貨店のビジネスモデルはどうなるか
5 インバウンドで復活した旅行業界――「旅行取扱状況」
6 「マンション契約率」「新設住宅着工戸数」で不動産市況を読む
 契約率が低いから不調とは限らない
 金利上昇の影響がどのように出るか
7 米国の不動産市況を見る「ケース・シラー住宅価格指数」
 コロナ禍でなぜ住宅価格が上昇したか
 高金利でも住宅価格が高騰する構造的な要因
8 世界景気を占う米国の「自動車販売台数」

第5章 株式投資に役立つ指標

1 「NYダウ」と「日経平均株価」、どちらが上がっているか
2 株式投資で個人がプロに勝てるもの
3 「PER」「PBR」で株価が割安かどうかを判断
 PERは各銘柄のクセに注意
 PBRは1倍が目安の1つ
4 業績の推移と安全性を見る――「当期純利益」「利益剰余金」「自己資本比率」
 企業の数字で押さえておくべきポイント
 安全性を見る指標
5 株主還元をしっかりしているか――「配当性向」「配当利回り」
 利益を配当に回している比率を見る
 株価に対してどれだけ配当が得られたか
6 投資家が株式の売買判断で重視する「ROE」
 投資家のお金を効率良く使っているか
 自社株買いのメリット、デメリット
7 株式の買い時、売り時はいつか
 みなが株式に見向きもしないときを狙う
 市場全体の「売買代金」も毎日チェック
8 「守るお金」と「攻めるお金」を分ける
9 将来性のある企業、8つの条件

おわりに 経済は常識で考える

主な経済指標一覧