• 訂正箇所:007 302ページ 設問4の②③④の解説 2~5行目
  • 誤内容:……全体的な判例の流れは,特定された範囲における問題であることや生命・身体・健康・財産への被害の性質を勘案すると,個別的利益が認められるという方向にあります。したがって,②は誤り,③と④は正しい,と判断することができます。
  • 正内容:……全体的な判例の流れは,特定された範囲における問題であることや生命・身体・健康への被害の性質を勘案すると,個別的利益が認められるという方向にあります。したがって,②と③は誤り,④は正しい,と判断することができます。
  • 備考:本問は、最判平13.3.13を題材とした問題です。 当該判例では、森林法の趣旨を読み取った結果、土砂の流出や水害による被害が直接的に及ぶことが想定される開発区域内に近接する一定範囲に居住する住民については、原告適格を肯定しています。 もっとも、ここに加えて、森林法の規定から個々人の財産的利益まで保護する趣旨をも読み取ることは困難であるとして、周辺土地上に立木を所有する者の原告適格を否定しています。 したがって、③は、「生命、身体の安全に加えて、周辺土地の所有権等の財産権を個々人の個別的利益として保護する趣旨を含むものと解釈される」としている点で誤りとなります。