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発売即重版、わずか2週間で4刷決定!『知的生産のセンス』が快進撃

 2026年8月末に発売された『知的生産のセンス』が、発売直後から好調な売れ行きを見せています。発売2週間で累計4刷、3万6000部に達しました。

『知的生産のセンス』
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 著者は、経営学者の楠木建さんと、独立研究者の山口周さん。楠木さんは一橋大学大学院で長年教育・研究に携わり、『ストーリーとしての競争戦略―優れた戦略の条件』(東洋経済新報社)などのロングセラーで知られる経営学の第一人者。山口さんは電通、ボストン コンサルティング グループなどで戦略策定、文化政策、組織開発などに従事した後、独立研究者として活動し、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」』(光文社新書)をはじめ数々のベストセラーを世に送り出してきました。

 本書は、そんな二人の白熱対談を一冊まるごと収録。「知性と知性のぶつかり合い」が、多くの読者を引き付けているようです。

 著者の山口さんもSNSで、発売2週間で累計4刷、3万6000部に達したことを報告するとともに、「リアル書店での売り上げがとても良い」と喜びのコメントを寄せています。ネットの話題性だけでなく、実際に書店に足を運ぶ読者に支持されている点も、本書の好調さを示しています。

「スキルのデフレ」と「センスのインフレ」時代の到来

 生成AIが台頭し、あらゆるスキルが同質化していく時代。誰もが同じように「賢い答え」を出せるようになったいま、人間の役割はどこにあるのか──。本書では、この問いをめぐって楠木さんと山口さんが対話を進めていきます。

「プレゼンのスキルは非常に高いのに、話がまったく面白くない人」
「ファイナンスの知識は完璧なのに、いざというときに資金調達ができない人」

 楠木さんは、いま、このような「スキルのデフレとセンスのインフレ」が起こっていると指摘します。スキルと呼ばれてきたものの多くを生成AIが担い、人間に残された知的生産はセンスへと集約されていく。生成AIはセンスの正体を浮き彫りにしていると語ります。人間の側に残された知的生産のセンスとは何か。本書では、両氏が長年、試行錯誤を重ねてたどりついた判断基準や原理原則を突き合わせながら、「知的生産のセンス」の輪郭を浮き彫りにしていきます。

 そこで紹介される知的生産のプロセスが、「入力(インプット)」「保存(ストレージ)」「変換(コンバージョン)」「出力(アウトプット)」の4段階。

 「入力(インプット)」の章では、本や人、旅など、あらゆる情報源からどう学ぶか、自分の「土俵」の見極め方までを語り合い、「保存(ストレージ)」の章では、過剰な情報を回避し、あえて絞り込む「在庫厳選」の戦略を紹介。「変換(コンバージョン)」の章では、具体と抽象を往復する思考、「中央値から外れようとする意志」といった、両氏ならではのキーワードが並びます。そして「出力(アウトプット)」の章では、これまでの3段階を経て磨かれた知恵を、実際の仕事の成果へとどうつなげるかが語られます。

 日々の仕事における具体的なアプローチから、その根底にある哲学まで、余すところなく語り合った、読み応えのある一冊です。

 本書への注目は、書店店頭だけにとどまりません。9月には「プレジデントオンライン」「ニューズウィーク日本版オフィシャルサイト」「THE21オンライン」でも抜粋記事が公開されています。

 生成AI時代に「センス」をどう磨けばいいのか。ビジネスパーソンにとって示唆に富む1冊が、書店で存在感を放っています。ぜひ店頭で手に取ってみてください。

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構成・文/磯部麻衣