子どもには、自分らしく、たくましく、そして幸せに生きてほしい。そう願う親は多いはずです。しかし、不確実性の高いこの時代の子育ては、今まで以上に正解が分かりにくくなっています。そんな今だからこそ読んでほしい、脳と心の育て方や親子の触れ合い、読書習慣、就活、英語学習など子どもの「生きる力」を伸ばすヒントが詰まった本を5冊、厳選しました。
1. 『メンタルが強い子に育てる 「自走できる子」になる脳科学と心理学の最新成果』
ダニエル・エイメン、チャールズ・フェイ 著、鹿田昌美 訳
「すぐキレる」「集中力が続かない」「周りに流されやすい」「大人の言うことを聞かない」──そんな我が子の姿に、途方に暮れたことはありませんか。そんな人におすすめなのが、『メンタルが強い子に育てる 「自走できる子」になる脳科学と心理学の最新成果』です。
本書では25万件以上の脳画像を診てきた精神科医と、40年以上の臨床経験を持つ心理学博士の2人が、脳科学と心理学の両面から「折れない心」の育て方を解説。幼児期から20代前半までの発達段階に応じた関わり方を、豊富な実例や書き込みワークとともに、分かりやすくひもといていきます。
- 子どもの自制心を育てる言葉掛け+ルールの設け方
- 子どものやる気を引き出す、子どもに「選ばせる」技術
- 親子の信頼関係を深める対話例
- 親の言うことを聞かない子への「境界線」の引き方
- 親が感情的にならないための行動習慣
- 子どもの強い心を育てる食事や生活習慣
2. 『科学的根拠(エビデンス)が教える 子どもの「すごい読書」』
猪原敬介 著
「読書をすると、頭が良くなる」といわれているけれど、我が子は読書が好きではない…。そんな悩みがあっても大丈夫。本書には、読書が苦手な子どもが本に興味を持つようになるヒントがたくさん詰まっています。
読書は頭が良くなるだけでなく、探究心や思いやり、周囲とのコミュニケーション力を身に付ける効果もあります。本書は、読書がもたらすそんな効果を科学的根拠から解き明かします。
「1日30分まで」の読書がなぜ最も能力を伸ばすのか、読むのが苦手な子にはどう向き合えばいいのか。3歳から15歳までの子を持つ親に向けて、無理なく子どもの読書の力を引き出すための具体策を、豊富な調査データとともに紹介しています。
- 「読書が知能を高める」のは実証済み!
- まずは「表紙が見えるように家に飾る」
- 読むのが遅い・集中力がない・自分で本を選べない…を解決
- 共感・非認知能力・優しさ…読書が「心」を育むメカニズム
- 語彙力が持つ「格差が開きやすい」性質
3. 『採用一新 さらば! ガクチカ頼み』
辻太一朗、曽和利光、細谷修平、矢矧春菜 著
就職活動で重視されてきた「ガクチカ(学生時代に力を入れてきたこと)」や自己PRは、生成AIの普及によってその信頼性が揺らいでいます。
学生はサークルやアルバイトでの「盛れるエピソード」を用意し、企業は「話しぶり」や「インパクト」で判断する。しかしその構造は、誠実な学生を不利にし、近年では生成AIによる“即席エピソード”で正当な評価がしづらくなってきました。
そんな時代に人事のプロたちが提案するのは、日々の学業への取り組み方を評価する「学ポタ(学業ポータブルスキル)」という新しい基準。将来、子どもがどんな力を評価される時代を生きるのか、そのために今、何を大切に学んでいけばいいのかを考えるヒントを与えてくれる一冊です。
- 企業も学生も、“話す就活”に限界を感じている
- 「学び続ける力」が欲しいなら、「学び」の過程を見よ
- 受動から能動へ。講義も評価も変化している
- 学業も仕事も「やらなければいけないこと」
- 選考ステップ別 「学ポタ」の活用ポイント集
4. 『親子が一生モノの「安心」でつながる タッチケアの魔法』
小堺友美 著、山口創 監修
SNSを見て、「みんな、親としてちゃんとしているのに」と自信がなくなる、愛情が伝わっている実感がない、忙しさへの罪悪感、イライラしてつい声を荒らげてしまい自己嫌悪──そんな子育ての悩みに寄り添うのが「タッチケア」です。
タッチケアとは、触れることで心身のリラックスを促し、安心感や癒やしを与えるケア方法。本書では、タッチケアの効果を、科学的根拠に基づきやさしいイラストとともに分かりやすく解説します。
2900組以上の親子にタッチケアを伝えてきた著者が、日常に溶け込む「1日3分」の実践法を紹介しており、親子の触れ合いを一生の宝物に変えてくれる一冊です。
- 科学的に証明されているタッチケアの効果
- 毎日の「やさしい3分」で子育てが変わる
- 100回のほめ言葉より、1回のやさしいハグ
- 我が家の“ベストタッチ”は、我が子が教えてくれる
- 「育児」は、家事や仕事よりもはるかに尊い
5. 『中学受験・高校受験・大学受験がぐっと楽になる 英語を武器にできる子の育て方』
石井麻由子 著
グローバル化が進む中、英語力は受験や就職の選択肢を広げる要素の1つです。特に近年は、グローバルでの活躍を意識していなくても、英語力が必要な場面が多々現れます。
英語学習にしっかり取り組み、確かな力を身に付けておくことは、そうしたさまざまな場面で大きなアドバンテージになり、子どもの可能性を大きく広げてくれます。そこでおすすめなのは、親子で一緒に英語コンテンツを楽しんだり、学習計画をサポートしたりすること。
本書は、子どもにとっての最高の「英語コーチ」でありたい親へ向けた一冊です。英語が得意でなくても大丈夫。エビデンスに基づいた上達法や低コストで英語環境をつくれるデジタル教材、英検の攻略法など、「無理なく・楽しく・着実に」英語を武器にする学び方を、幼児から高校生まで年齢別に紹介しています。
- 幼児から小学生は、「親の伴走」が鍵
- 学校英語も入試英語も大幅に難化
- 脱単語帳! 生成AIやアプリで「何度も出合う」
- 「過去問」を徹底活用! コストゼロで「英検対策」
- 中学生と高校生はアカデミック英語で差をつける
構成・文/磯部麻衣




