1冊10分で読める書籍要約サービス「flier(フライヤー)」では現在3800冊以上の要約を提供、企業向けの「flier business」を通して多くのビジネスパーソンに活用されています。さて、どんな人が、どんな本の要約にアクセスしているのか。2024年11月の「年代別」ランキングを算出しました。「今、読んでおくべき本」を選ぶ際に、ぜひお役立てください。

 書籍要約サービス「flier」の2024年11月「年代別」ランキングです(対象期間:2024年10月25日~11月24日)。20代、30代、40代、50代、60代で、それぞれトップ10を算出しました。

■2024年11月「年代別」ランキング

■20代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 三宅香帆 ディスカヴァー・トゥエンティワン
2 一緒にいると楽しい人、疲れる人 有川真由美 PHP研究所
3 今さら聞けない 睡眠の超基本 柳沢正史 朝日新聞出版
4 言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方 さわらぎ寛子 明日香出版社
5 新版 今日が人生最後の日だと思って生きなさい 小澤竹俊 アスコム
6 世界最先端の研究が教える新事実 対人心理学BEST100 内藤誼人 総合法令出版
7 「内向的な人」の幸福戦略 精神科医 Tomy 朝日新聞出版
8 センスいい人がしている80のこと 有川真由美 扶桑社
9 改訂新版 自分を変える習慣力 コーチングのプロが教える、潜在意識を味方につける方法 三浦将 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
10 仕組み化がすべて “最強企業”で学んだチームで成果を出すためのマネジメントの本質 岩田圭弘 SBクリエイティブ
■30代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 三宅香帆 ディスカヴァー・トゥエンティワン
2 言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方 さわらぎ寛子 明日香出版社
3 一緒にいると楽しい人、疲れる人 有川真由美 PHP研究所
4 今さら聞けない 睡眠の超基本 柳沢正史 朝日新聞出版
5 改訂新版 自分を変える習慣力 コーチングのプロが教える、潜在意識を味方につける方法 三浦将 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
6 世界最先端の研究が教える新事実 対人心理学BEST100 内藤誼人 総合法令出版
7 仕組み化がすべて “最強企業”で学んだチームで成果を出すためのマネジメントの本質 岩田圭弘 SBクリエイティブ
8 Z世代の社員マネジメント 深層心理を捉えて心離れを抑止するメソドロジー 小栗隆志 日経BP 日本経済新聞出版
9 「内向的な人」の幸福戦略 精神科医 Tomy 朝日新聞出版
10 新版 今日が人生最後の日だと思って生きなさい 小澤竹俊 アスコム
■40代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 今さら聞けない 睡眠の超基本 柳沢正史 朝日新聞出版
2 一緒にいると楽しい人、疲れる人 有川真由美 PHP研究所
3 世界最先端の研究が教える新事実 対人心理学BEST100 内藤誼人 総合法令出版
4 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 三宅香帆 ディスカヴァー・トゥエンティワン
5 仕組み化がすべて “最強企業”で学んだチームで成果を出すためのマネジメントの本質 岩田圭弘 SBクリエイティブ
6 言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方 さわらぎ寛子 明日香出版社
7 改訂新版 自分を変える習慣力 コーチングのプロが教える、潜在意識を味方につける方法 三浦将 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
8 「内向的な人」の幸福戦略 精神科医 Tomy 朝日新聞出版
9 Z世代の社員マネジメント 深層心理を捉えて心離れを抑止するメソドロジー 小栗隆志 日経BP 日本経済新聞出版
10 中高年リスキリング これからも必要とされる働き方を手にいれる 後藤宗明 朝日新聞出版
■50代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 一緒にいると楽しい人、疲れる人 有川真由美 PHP研究所
2 中高年リスキリング これからも必要とされる働き方を手にいれる 後藤宗明 朝日新聞出版
3 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 三宅香帆 ディスカヴァー・トゥエンティワン
4 今さら聞けない 睡眠の超基本 柳沢正史 朝日新聞出版
5 改訂新版 自分を変える習慣力 コーチングのプロが教える、潜在意識を味方につける方法 三浦将 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
6 言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方 さわらぎ寛子 明日香出版社
7 世界最先端の研究が教える新事実 対人心理学BEST100 内藤誼人 総合法令出版
8 仕組み化がすべて “最強企業”で学んだチームで成果を出すためのマネジメントの本質 岩田圭弘 SBクリエイティブ
9 Z世代の社員マネジメント 深層心理を捉えて心離れを抑止するメソドロジー 小栗隆志 日経BP 日本経済新聞出版
10 新版 今日が人生最後の日だと思って生きなさい 小澤竹俊 アスコム
■60代
順位 書籍名 著者名 出版社名
1 中高年リスキリング これからも必要とされる働き方を手にいれる 後藤宗明 朝日新聞出版
2 「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 三宅香帆 ディスカヴァー・トゥエンティワン
3 一緒にいると楽しい人、疲れる人 有川真由美 PHP研究所
4 世界最先端の研究が教える新事実 対人心理学BEST100 内藤誼人 総合法令出版
5 今さら聞けない 睡眠の超基本 柳沢正史 朝日新聞出版
6 言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方 さわらぎ寛子 明日香出版社
7 新版 今日が人生最後の日だと思って生きなさい 小澤竹俊 アスコム
8 改訂新版 自分を変える習慣力 コーチングのプロが教える、潜在意識を味方につける方法 三浦将 クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
9 必読ベストセラーを超要約! ビジネス書大全 一生モノの仕事力が身につく名著100冊を1冊にまとめてみた 本の要約サービスflier編集部 新潮社
幸せになりたければねこと暮らしなさい 樺木宏(著)、かばきみなこ(監修) 三笠書房

自分の気持ちを自分の言葉で

 2024年11月の「年代別」ランキングで、すべての年代でランクインしたのは6作でした。

 そのうち20代と30代で1位となったのが『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』(三宅香帆著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)。今年7月のランキングで全年代1位を占めた『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の著者、三宅香帆さんの新著です。本作のテーマは「言語化」。自分の思いを借りものの言葉ではなく、自分の言葉で表現することの大切さを説き、その方法を解説しています。

 折しも12月3日発表の「三省堂 辞書を編む人が選ぶ『今年の新語2024』」で大賞に選出された「言語化」。選評によれば、かつては学術用語として使われ、国語辞典の見出し語に立っていなかったものが、2020年代に入って新聞などでの出現件数が急増、「うまく言語化できない」「(私の代わりに)言語化ありがとうございます」など頻用されるように。「インターネット空間や社会生活の場で、従来にも増して、自分をことばで表現する必要性が高まりました。日頃見聞きしたものをどのように頭にインプットし、どのようにイメージ化し、ことばに出すか。そういった言語化のプロセスについて、人々が深く考えるようになったとは言えないでしょうか」という指摘にうなずく人は多いでしょう(詳細は三省堂の特設ページを参照)。

 今回のランキングでは『「好き」を言語化する技術』以外にも、「言語化」をテーマとした『言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方』(さわらぎ寛子著、明日香出版社)がランクイン。こちらも30代の2位、20代の4位となっており、若手の関心の高さが見て取れます。

 他方、高齢層に刺さったのが『中高年リスキリング これからも必要とされる働き方を手にいれる』(後藤宗明著、朝日新聞出版)。「40代でクビを3回経験し、書類選考や面接で落とされた数は100社以上、そんな現実をリスキリングで打破した」という著者が、これからも必要とされる存在であり続けたい中高年が知っておくべき現実と対処法を説く本書。60代で1位、50代で2位と、ターゲット読者からしっかり高い支持を集めました。

リスキリングとZの間で眠れぬ40代

 30代~50代でランクインしたのが『Z世代の社員マネジメント 深層心理を捉えて心離れを抑止するメソドロジー』(小栗隆志著、日経BP 日本経済新聞出版)。「新入社員の定着と戦力となる人材に育つまでのプロセスを研究・分析し、企業にソリューションを提供してきた」著者が、「若手の離職に頭を悩ませるマネジメント層」に向けて独自の手法を解説しています。

 Z世代の定義は諸説ありますが、一般的に現在10代半ばから20代後半の世代を指すとされます。「彼らのことが分からない」「理解して正しい対処をしなければ」と切実に考えるのは年代の離れた40代以上かと思いきや、40代と50代で9位のところ、世代が“最も近い”30代で8位と、より高い順位なのは意外でした。年齢が近く、一緒にチームを組んだりする機会の多い30代が、より世代間のギャップを実感しているのかもしれません。

 全年代でランクインし、中でも40代で1位となったのは『今さら聞けない 睡眠の超基本』(柳沢正史著、朝日新聞出版)。リスキリングで「これからも必要とされる働き方を手に入れる」ことに意欲を燃やす中高年と、「離職への抵抗が少なく、育成に細心の注意が必要」な若手との間で、柔軟かつ適切なマネジメントが求められる40代の悩みは深く、眠れぬ夜を…。そんな構図がふと頭に浮かんだ11月のランキングでした。

(写真:Julien Eichinger/stock.adobe.com)
(写真:Julien Eichinger/stock.adobe.com)
2024年11月 必読の1冊 from flierランキング

『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』
三宅香帆(著)/ディスカヴァー・トゥエンティワン/2024年7月31日刊

<おすすめポイント>

 とてつもない感動を前にしたとき、人は言葉を失う。しかし、同時に、「この感動を誰かに伝えたい!」とも思う。手に余る大きな大きな感情を、それでも無理矢理言葉にしようとした結果、私たちは「やばい」「最高」を連呼するだけの生き物になってしまう。推しのいる人間とはそういうものである。要約者も某ウマのスマホゲームをはじめ多ジャンルにさまざまな推しのいる身だが、本書のサブタイトル『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』に激しくうなずくばかりだ。著者はそんな私たちの気持ちを汲みながら、この「言葉にできない感動」を言語化する方法を丁寧に示してくれる。

 著者が、「好き」を言語化するうえでもっとも大切だと主張するのが、「自分の言葉で語ること」だ。このSNS時代では、日々他人の言葉が大量に頭のなかに流れ込んでいる。私たちは簡単に他人の言葉に影響を受け、気づかぬ間に他人の言葉を自分の考えだと思い込んでしまう。著者によれば、こうした他人の言葉と距離を取るためにも、自分だけの「好き」という感情を、自分だけの言葉にする技術が不可欠なのだという。

 本書で指南するのは「『推し』を語る」ための方法に留まらない。自分のなかにある気持ちに向き合い、他人の言葉を借りずにきちんと自分の言葉で言語化する技術だ。これは「『推し』を語りたい」人だけでなく、多くのビジネスパーソンにとっても有用な技術であろう。「言葉にできないけど伝えたい気持ち」を持ったことがあるすべての人に役立つ一冊だ。
(ライター:千葉佳奈美)

リンク>>『「好き」を言語化する技術』| 本の要約サイト flier

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