1冊10分で読める書籍要約サービス「flier(フライヤー)」では現在3800冊以上の要約を提供、企業向けの「flier business」を通して多くのビジネスパーソンに活用されています。さて、どんな人が、どんな本の要約にアクセスしているのか。2024年10月の「年代別」ランキングを算出しました。「今、読んでおくべき本」を選ぶ際に、ぜひお役立てください。
書籍要約サービス「flier」の2024年10月「年代別」ランキングです(対象期間:2024年9月25日~10月24日)。20代、30代、40代、50代、60代で、それぞれトップ10を算出しました。
■2024年10月「年代別」ランキング
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 後悔しない時間の使い方 | ティボ・ムリス(著)、弓場隆(訳) | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
| 2 | 休養学 あなたを疲れから救う | 片野秀樹 | 東洋経済新報社 |
| 3 | なぜ、あの人は仕事ができるのか? | 田尻望 | すばる舎 |
| 4 | 「考えなくていいこと」リスト 心がスーッと軽くなる49のヒント | 井上智介 | 三笠書房 |
| 5 | 「考えすぎて言葉が出ない」がなくなる | 齋藤孝 | サンマーク出版 |
| 6 | 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策 | 今井むつみ | 日経BP |
| 上機嫌のつくりかた 自分も周りも幸せになる | 植西聰 | 自由国民社 | |
| 8 | 歪んだ幸せを求める人たち ケーキの切れない非行少年たち3 | 宮口幸治 | 新潮社 |
| 9 | 人事ガチャの秘密 配属・異動・昇進のからくり | 藤井薫 | 中央公論新社 |
| 10 | アート脳 | スーザン・マグサメン、 アイビー・ロス(著)、須川綾子(訳) | PHP研究所 |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 休養学 あなたを疲れから救う | 片野秀樹 | 東洋経済新報社 |
| 2 | 後悔しない時間の使い方 | ティボ・ムリス(著)、弓場隆(訳) | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
| 3 | 「考えなくていいこと」リスト 心がスーッと軽くなる49のヒント | 井上智介 | 三笠書房 |
| 4 | なぜ、あの人は仕事ができるのか? | 田尻望 | すばる舎 |
| 5 | 人事ガチャの秘密 配属・異動・昇進のからくり | 藤井薫 | 中央公論新社 |
| 6 | 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策 | 今井むつみ | 日経BP |
| 7 | 上機嫌のつくりかた 自分も周りも幸せになる | 植西聰 | 自由国民社 |
| 8 | はかどる技術 | 鈴木邦成 | フォレスト出版 |
| 9 | 「働き手不足1100万人」の衝撃 | 古屋星斗+リクルートワークス研究所 | プレジデント社 |
| 10 | やりたいことができる私になる自信貯金 | 有川真由美 | PHP研究所 |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 後悔しない時間の使い方 | ティボ・ムリス(著)、弓場隆(訳) | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
| 2 | 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策 | 今井むつみ | 日経BP |
| 3 | なぜ、あの人は仕事ができるのか? | 田尻望 | すばる舎 |
| 4 | 人事ガチャの秘密 配属・異動・昇進のからくり | 藤井薫 | 中央公論新社 |
| 5 | 「考えなくていいこと」リスト 心がスーッと軽くなる49のヒント | 井上智介 | 三笠書房 |
| 6 | 休養学 あなたを疲れから救う | 片野秀樹 | 東洋経済新報社 |
| 7 | 上機嫌のつくりかた 自分も周りも幸せになる | 植西聰 | 自由国民社 |
| 8 | はかどる技術 | 鈴木邦成 | フォレスト出版 |
| 9 | 歪んだ幸せを求める人たち ケーキの切れない非行少年たち3 | 宮口幸治 | 新潮社 |
| 10 | あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる | ひすいこたろう | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策 | 今井むつみ | 日経BP |
| 2 | 後悔しない時間の使い方 | ティボ・ムリス(著)、弓場隆(訳) | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
| 3 | 「考えなくていいこと」リスト 心がスーッと軽くなる49のヒント | 井上智介 | 三笠書房 |
| 4 | なぜ、あの人は仕事ができるのか? | 田尻望 | すばる舎 |
| 5 | 休養学 あなたを疲れから救う | 片野秀樹 | 東洋経済新報社 |
| 6 | 上機嫌のつくりかた 自分も周りも幸せになる | 植西聰 | 自由国民社 |
| 7 | 人事ガチャの秘密 配属・異動・昇進のからくり | 藤井薫 | 中央公論新社 |
| 8 | 私はこうして勉強にハマった | ビリギャル本人さやか | サンクチュアリ出版 |
| 9 | 「働き手不足1100万人」の衝撃 | 古屋星斗+リクルートワークス研究所 | プレジデント社 |
| 10 | はかどる技術 | 鈴木邦成 | フォレスト出版 |
| 順位 | 書籍名 | 著者名 | 出版社名 |
|---|---|---|---|
| 1 | 後悔しない時間の使い方 | ティボ・ムリス(著)、弓場隆(訳) | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
| 2 | 「考えなくていいこと」リスト 心がスーッと軽くなる49のヒント | 井上智介 | 三笠書房 |
| 3 | 休養学 あなたを疲れから救う | 片野秀樹 | 東洋経済新報社 |
| 4 | 「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策 | 今井むつみ | 日経BP |
| 5 | 上機嫌のつくりかた 自分も周りも幸せになる | 植西聰 | 自由国民社 |
| 6 | あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる | ひすいこたろう | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
| 7 | 「数字のセンス」と「地頭力」がいっきに身につく 東大算数 | 西岡壱誠 | 東洋経済新報社 |
| 8 | なぜ、あの人は仕事ができるのか? | 田尻望 | すばる舎 |
| 歪んだ幸せを求める人たち ケーキの切れない非行少年たち3 | 宮口幸治 | 新潮社 | |
| 10 | アート脳 | スーザン・マグサメン、アイビー・ロス(著)、須川綾子(訳) | PHP研究所 |
今日、何をすべきか
2024年10月の「年代別」ランキングで、すべての年代にランクインしたのは6作でした。
そのうち20代、40代、60代で1位、30代と50代でも2位を占めたのが『後悔しない時間の使い方』(ティボ・ムリス著、弓場隆訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)。著書が23カ国語に翻訳され累計発行部数は80万部超、日本でのビジネス経験を持ち、現在はエストニア在住のビジネスコーチである著者が「人生に満足して死ぬために、今日何をするべきか?」と問い、「先延ばし癖・退屈な仕事・SNS中毒・動画三昧から抜け出す唯一の思考法」を説いています。ランキングの結果を見ると、年代を問わず「知りたいこと」「実践したいこと」として高い関心を集めたことが分かります。
50代の1位は『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策』(今井むつみ著、日経BP)。2024年5月の発売当初から様々なメディアの注目を集めて10万部を突破、10月には「日本の人事部 HRアワード2024」書籍部門で優秀賞を受賞して「コミュニケーションの課題を認知科学の視点で明晰(めいせき)に解説した書籍」として企業経営者や人事関係者の高い支持を集めた本書は、今ランキングの40代でも2位。定評通り、マネジメントの中核を担う年代の高い支持を集めています。
少々意外だったのは『休養学 あなたを疲れから救う』(片野秀樹著、東洋経済新報社)。休養に関する啓発活動に取り組んでいる日本リカバリー協会の代表理事である著者が、人はなぜ疲れるのか、疲れても休まずにいるとどうなるのかといった疑問に答えつつ、休養を7種類に分類し、自分に合った休み方を見つける方法を伝授する本書、「年を取ると疲れが抜けなくて…」といった悩みを職場でもよく耳にする中で、年齢層が高い人たちの関心が高いのではと思いきや、今ランキングでは40代の6位、50代の5位、60代の3位よりも、30代で1位、20代でも2位と若手層のほうが高い順位となっています。
仕事か、休養か
20代と40代で3位、30代と50代で4位と年代問わず上位に入っているのが『なぜ、あの人は仕事ができるのか?』(田尻望著、すばる舎)。キーエンスでのコンサルティングエンジニアとしての経験を生かし、経営コンサルティングで実績を上げている著者が、その経営哲学でもある「最小の人の命の時間と資本で、最大の付加価値を生み出す」ために必要な「仕組み化」について丁寧に説きます。
仕事のやり方がテーマの『なぜ、あの人は仕事ができるのか?』とセルフケアがテーマの『休養学 あなたを疲れから救う』、両作に着目して改めて各年代の順位を眺めてみると、20代と30代は「休養」のほうが上位、40代と50代は「仕事」のほうが上位。優先順位の違いが見て取れます。
ついつい何事も仕事優先で考えがちなマネジメント層が若手にいろいろ何回説明してもうまく伝わらないと悩む一方で、若手のほうは自衛のための休養学に関心を…。そんな構図を想像してみたりしましたが、さて皆さんは今回のランキングからどんなことを感じられたでしょうか。


『後悔しない時間の使い方』
ティボ・ムリス(著)、弓場隆(訳)/ディスカヴァー・トゥエンティワン/2024年2月23日刊
<おすすめポイント>
今日したことを継続したら、5年後には目標に到達できるだろうか。要約者にずしりと響いた本書の問いかけだ。目標のために、この24時間に何をしたのか、あるいは何をしなかったのか。非常にシンプルでありながら、無自覚に時間を浪費している人には効果抜群の問いかけだ。
本書のテーマは、タイトルの通り「後悔しない時間の使い方」である。先延ばしを避けるための方法や時間への正しい認識の持ち方など、生産性を高めるための方法が紹介されているだけではない。本書の特徴は、そうした手法の紹介だけでなく、読み手にアクションを促すしかけが多いことだ。たとえば、過去に起きたネガティブな出来事にポジティブな意味を与えようとする箇所では、「その出来事から何を学んだか?」「それを成長に結びつけるにはどうすればいいか?」と問いかける。長期的なビジョンを明確にしようと呼びかける項目には、「本当に手に入れたいものは何か?」「すべてのことで成功するとしたら、5年後にはどうなっていたいか?」といった質問が並ぶ。自分の考えをまとめたり、自分に向き合ったりするためのエクササイズも随所に散りばめられており、本を読み進めながら自分なりのアクションに落とし込めるようになっている。
「やりたいことをする時間がない」「そもそも何をすべきなのかわからない」と悩む人は多い。だが、誰しも人生を充実させたいという思いを持っているはずだ。時間を有効に使えていないと感じている人には本書を強くおすすめしたい。あなたが時間を有効に使えない理由がなんであれ、きっとあなたの悩みに響く著者からのメッセージが見つかるはずだ。
(ライター:霧島大和)