内容紹介

投機が巨大化してバブルとなり、破裂して人々を苦しめたのは17世紀オランダのチューリップ投機、チューリップ恐慌を嚆矢とする。以来、英国の南海泡沫、米国の鉄道投機、大恐慌に至る1930年代のバブル、そして1980年代の日米のバブルへと続く。英国の金融ジャーナリストである著者は、バブルの再来とも見える現下のインターネット株ブームを念頭において、一般向けにバブルの通史を書き下ろした。恐慌史の大家キンドルバーガーが絶賛し、英米でベストセラーになった新しい「古典」の待望の翻訳。