内容紹介
大学・大学院の“格付け”(第三者機関による評価)が始まるなど特徴のない教育機関は厳しい状況に追い込まれる。そんな中で芝浦工業大学は常に新しい教育レームで産業界、社会のニーズに応えられる人材を養成、高い評価を得てきた。経営的にも極めて安定している。その芝浦工大が2003年春我が国初の技術と経営に関する専門大学院MOT(マネジメント オブ テクノロジー)を開設する、8年前にはやはり我が国初のシステム工学部を創設した。
工学の枠にこもらず、他領域との融合、シンセシス(統合)を心掛ける芝浦工大は2006年に東京・豊洲の新キャンパスで産学連携、国際連携の夢に向かって新たなスタートを切る。本書で芝浦工大のコアコンピタンスと経営戦略を明らかにし、大学の勝ち残り競争の一端を紹介する。