内容紹介
筋道を立てて考え、きちんと伝える力をどうやって身につけさせるかーー。2005年にスタートした進研ゼミ小学講座の小学5、6年生向け「作文・表現力講座」の狙いは、
従来の学力向上ではなく、「将来につながる力」を子どものうちから身に付けさせたいという家庭からの声を反映して生まれた。子どものうちに「作文力」「表現力」を身につけなければ、厳しい生存競争に勝てないし、
国際的な視野で活躍できる人材になることはできない。では、どうすれば、身に付けられるのだろうか。
本書は、「出来事の羅列で、おもしろみがない」「同じ内容が繰り返し出てくる」「話がだらだら、とりとめがない」「話題が途中でテーマからそれる」などの子どもたちの作文のパターンを分析し、具体的な改善方法を伝授する。 作文、表現力の教育で大きな成果を上げているフィンランドの事例を紹介し、ビジネスパーソンにも話題のクリティカル・シンキング(批判的思考)の重要性を指摘する。小学生の子供を持たない大人が読んでもためになる1冊。