内容紹介

西郷隆盛没後130周年、生誕180周年にあたる2007年、鹿児島に生まれ、子ども時代から西郷の思想を生きる基本とし、その「敬天愛人」を京セラの社是としてきた著者が、日経ビジネスに連載して大反響を呼んだ「敬天愛人 西郷南洲遺訓と我が経営」を大幅に加筆修正して、西郷精神の復活を訴える。明治維新の立役者ながら、政府内での意見対立から下野した西郷は西南戦争に決起するまでその思想・哲学を私学校の生徒らに教えた。南洲遺訓全41条はそれを山形県の旧庄内藩の有志がまとめたもの。「命もいらず名もいらず、官位も金もいらぬ人はしまつに困るものなり。このしまつに困る人ならでは艱難(かんなん)をともにし、国家の大業はなし得られぬなり」は有名なくだりだ。急速な国際化、M&A全盛による金銭万能、効率優先と企業、学校、官僚社会における多くの不祥事など世情の乱れが目立ってきたなかで、著者は今こそ、西郷の精神の復活こそ急ぐべきだとして、独自の解釈で41条を読み解いた。

・稲盛和夫オフィシャルサイト『人生の王道』紹介ページ
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