内容紹介

九州大学は日本で4番目の帝国大学として設立、2011年には創立100周年を迎える。 学生数1万8000人、11学部17学府16研究院、附属病院などを擁する総合大学として、九州を中心に圧倒的な存在感を誇っている。
その九州大学が今、大きく変わり始めている。 学部・大学院の組織改革、独自の教育カリキュラム、世界と対抗できる先進的な研究、アジアを拠点にした積極的な国際戦略・・。そして、2005年から移転を開始している新・伊都キャンパス。伊都キャンパスに九州大学の教育力と研究力を集結。新エネルギー創出のための水素プロジェクトや、社会システム構造までを視野に入れたICカードプロジェクトなど先進的研究の実証実験を進めている。九大の牽引力をもって、企業や地域社会、アジアをも含んだ未来型大学都市を創り上げていこうという壮大なプロジェクトだ。
九州大学が目指す新たな大学像とは。本書では、「持続して変革し、飛躍する」を合言葉に、改革を推し進める九州大学の今をリポート。「21世紀プログラム課程」「全学教育」といった独自の教育カリキュラムから文部科学省「グローバルCOEプログラム」に採択された先端研究プロジェクト、アジアトップの大学を目指す国際戦略まで、「教育」「研究」「連携」をキーワードに九州大学の実力を解説する。