内容紹介

インド、中国、台湾、イスラエルの台頭--

グローバル化が進む経済のダイナミズムは、
大企業、政府、巨大資本ではなく、
「アントレプレナーシップ」から生まれている。

経済地理学の第一人者、アナリー・サクセニアン氏が鋭く描き出す世界経済の潮流は、
シリコンバレーに留学し、同地の企業で働いた経験をもつ技術者・経営者が、
母国に戻り、母国で起業することで、インド、中国、台湾のIT産業は勃興した。
「シリコンバレー・モデル」の最新形を説き、
大企業偏重でベンチャーが育たない日本に警鐘を鳴らす。