内容紹介

自分自身の短期的な金儲けより、ひとのシアワセを考えて、ひとのために働いたほうが、仕事の成果はよりあがる--。ワタミの代表取締役社長兼CEO渡邉美樹が、全ビジネスパーソンと、これから就職を目指す学生たちに贈る、「あなたのシゴトを進化させる」ための一冊!


いま、世の中で売れているビジネス書は、おおむね2種類。ひとつは、今の世の中をサバイバルするために個人の仕事力を向上させるための「仕事術」本。もうひとつは、利己主義に陥りがちな日本人の現状を憂う「品格」本。
本書では、渡邉美樹自身のケーススタディをもとに、社会でサバイバルするために仕事力を磨くことと、品格のある生き方を全うすることは、まったく矛盾しないで同時に実現できること、品格を胸に抱いて仕事をすることではじめて、あなたの仕事は完結するし、お金も手に入るし、幸せになれることを、具体的に説きます。
本書で貫かれているメッセージは、「カネ儲けより、ひとのシアワセを考えたほうが、仕事は必ずうまくいく」。
仕事は、ひとりで完結するものではない。「お客さま」がいて「仲間」がいて、成り立つもの。短期的には、仲間を出し抜いたり、お客さまをだますことで、利益を得られても、少しでも長いスパンで見れば、自分の仕事にかかわる仲間を出し抜いたり、お客さまをだましたりしていたら、仕事は全うできない。お金が手に入らないどころか、仕事の現場から退場を迫られる。
とはいうものの、まず目の前の課題をクリアしなければ、次に進めない。ひとの幸せなど考えている暇はない、というのがビジネスパーソンの多くの本音でしょう。
どうすれば、品格を持って自らの仕事力を向上させ、周囲を幸せにし、自分も幸せになれるのだろう? どうすれば、己の仕事を進化させられるのだろう? 
本書では、ワタミ本体での仕事、福祉・介護、病院経営、学校教育、農業育成、環境問題など社会起業での仕事、そしてニュースの読み方の三つを柱に、あなたの仕事を進化させるための秘訣を説きます。