内容紹介
世界的に有名な40人のシェフたちが、プロ魂を発揮して、体当たりで乗り越えた最大のピンチを語ったエッセイ集です。3200食分のロブスターが腐っていたり、あこがれのスーパースターに突如料理を出すことになったり、さばききれないオーダーの嵐にあったり--
下積み時代の信じられない失敗談、一流シェフも悩ませたレストラン開店直後の経営難、曲者スタッフとのバトルなど、さまざまな窮地がリアリティたっぷりに語られます。
レストラン界のサルバドール・ダリの異名をとる<エル・ブジ>のフェラン・アドリア『キッチン・コンフィデンシャル』の著書で知られる、アンソニー・ボーデイン『シンプルクッキング』のレシピ本で日本でもフアンが多い、ジェイミー・オリヴァーをはじめ、ミシュラン星つきレストランのシェフなど、そうそうたる面々が登場します。
どんな状況にあっても、おいしい料理を期待して待つお客さまに、最高の料理を出すのが「プロ」。切羽詰まった状況のなかで、プレッシャーをはねのけながら、最高のひと皿を出すことに無上の喜びを感じるシェフの話は、彼ら彼女らがつくるお料理と同じぐらい読む者を驚かせ、楽しませ、そして元気づけてくれるでしょう。