内容紹介

 走ることに魅せられた女性ライターが、ポジティブ・ランニングで人生の転機を素敵に乗り越えた15人の女性たちの物語をまとめたノンフィクション。
走っている限りてんかんの発作が起こらない「ダイアン」、学習障害と闘いながら天性の運動神経を開花させた「シェリル」、イスラム教徒には許されない女子ランニングの解禁を訴える「アスラ」、末期がんを患いながらもランニングを続けて延命する「ルイーズ」、性転換で女性ランナーとなってランニング大会に参加した「ジャネット」--。

 走る女たちにとってのランニングは、健康やダイエットといった単純な目的のためにはあらず。それぞれに走る理由を抱える女は、トレーニングに打ち込み、自分に挑戦し、走り続け、人によっては奇跡的な成果を生み出す。どの女たちもじつに魅力的で人生を謳歌している。読みすすむうちに不思議と走り出したくなる一冊。