内容紹介
経営環境が急速に悪化した2009年、多くの企業ではこれまで以上に生産性を上げることが不可欠となる。そのうえで重要なのがコミュニケーションロスの削減だ。「言った・言わない」「任せた・聞いていない」という意識のすれ違いから仕事のムダ、時間のムダが生じる。会議などの話し合いの場で、お互いが意見を言い尽くし、聞き尽くして、納得感をもって合意を形成してこそ、組織が一体となって目標に向かってスピーディに動けるようになる。それを支援するのがファシリテーション=話し合うための技術だ。本書では、経営におけるファシリテーションの意義から、日常の職場での会議/プロジェクトマネジメント/企業変革の3つのシチュエーションでファシリテーションがどのように使えるかを事例を交えて実践的に解説する。
職場のリーダーとなる中間管理職層。自分のチームが内包する「職場の課題」への問題意識を持ちつつ、業績を建て直し、成長曲線に載せる尖兵としての役割を認識し、そのギャップを埋めていこうとする方や、ファシリテーションについて詳しい知識は持たないが、職場を強化するうえでコミュニケーションの改善が不可欠という認識を持っている方にオススメの1冊。