内容紹介

「世界中にピアノの調律師は何人いるか?」
「車のドアを開けるには、鍵はどちらに回るのがいいか?」
「鏡が上下でなく左右を逆転させるのはなぜか?」
「富士山を動かすのに、どれだけ時間がかかるでしょう?」
「秤をつかわないで、ジェット機の重さを量るにはどうするか?」

シリコンバレーの企業では、入社試験の面接に論理パズルを使ってきた。独創力、論理力、問題解決能力、処理スピードなどを測るのに最適と考えられたからだ。HPからマイクロソフト、グーグルまで、その伝統はいまも続いている。近年は日本でも地頭力ブームがおき、「シカゴにピアノ調律師は何人いるか?」というフェルミ推定問題も注目されている。

本書はマイクロソフトの面接パズルに注目して、5年ほど前からウェブでコラム「あなたはビル・ゲイツの試験に受かるか?」を書いてきた元IBM幹部の著者が、コラムで取り上げた問題45問と解法を詳しく解説し、地頭力をつけるポイントについても説明した。ビル・ゲイツに加え、ユニクロの柳井正、鉄鋼王アンドリュー・カーネギー、ソフトバンク創業者の孫正義、京セラグループ創業者の稲盛和夫の成功者5人の「地頭力」のエピソードも満載。