内容紹介

「そうだ、『搾取』ならマルクス自身から、『一般均衡論』ならワルラス本人から、『流動性選好』ならケインズその人から聞けばいいではないか!!」
 主人公は、数学のできない経済学部の女子大生。そのゼミの指導教官はひたすらバブルを懐かしむ女性教授。そこに、なぞの占い師のじいさんが登場し、続々と大物の経済学者を降霊させることにーー。著名経済学者本人の口から明かされる自説の核心。勘所だけを、手早く、明解に、深くわかりたいあなたへ。