内容紹介

NTT、KDDI、ソフトバンク--。数千人の社員と莫大な資金を持つ巨大通信会社に、
通信業界の経験もなく、通信技術も知らず、民間企業で働いた経験もほとんどない
30代の元通産官僚が挑んだ!

ソフトバンクによる格安ADSLサービスの開始や、NTT東西による販売攻勢により、
大きなピンチを迎えるものの、ピンチをチャンスに変え、
売り上げ400億円の巨大通信ベンチャー「アッカ・ネットワークス」をつくり上げた。

成功するためには、創業者でありながら社長にも就かず、
ライバルであるNTTグループからも出資を仰ぐなど、
これまでのベンチャー経営者とはまったく違う手法を取った。

しかし、無線事業への進出を計画するものの、複雑な通信業界の事情に翻弄され、
免許を取得できずにアッカを去ることになり、結局はライバルとの合併を余議なくされた--。

本書は、著者が通信業界で奮闘した3000日の記録である。