内容紹介
実は、経済学の核となる概念はカネではない。「インセンティブ」である。簡単に言えば、人間に行動を起こさせるものーーその活用術を、子供への家事手伝いのやらせ方、会議のやり過ごし方、歯科医のおだて方、マラケシュでのガイドの雇い方を例に、とことん魅力的にお教えします。読者は、意外にも高等技術は、自分にも他者にも安易にインセンティブを使ってはいけないTPOを知ることだと知るでしょう。そのほか、読書の技術、芸術の味わい方、食事の楽しみ方、円満な家庭のつくり方等々を、「自己愛(ミー・ファクター)」、「シグナリング」、「自己欺瞞」などを使って最大限サポートするテクニックを伝授します。▼「タイラー・コーエンは、経済学者であり、カルチャー渉猟家であり、レストラン評論家であり、世界最高のブロガーでもある。この本はチャーミングで、聡明で、とてつもなく創造的だ」(ティム・ハーフォード、『まっとうな経済学』著者)▼「この本は、あなたに世界の本当の可能性を伝え、より良く考えることが、より良く生きることに役立つのだと教えてくれる」(ジェームズ・スロウィッキー、『「みんなの意見」は案外正しい』著者)