内容紹介

DNA研究でノーベル賞を受賞したワトソン博士(1928年~)が赤裸々に語る自叙伝的エッセイ集です。1976年にワトソン博士がハーバード大学との兼職をやめるまでの研究人生の時期ごとに分けた各章で、よりよい研究のための教訓や流儀を吐露しています。各章の最後には、6~7点の教訓がまとめられ、特徴的な自叙伝となっています。内容は、DNAやバイオロジーの専門的な詳しい解説部分よりは、研究者のあり方や研究の進め方について、彼の考え、信条を率直に語っています。1962年のノーベル賞受賞に関わるエピソード、受賞後に書いた『二重らせん』の裏話など、エピソードが多数盛り込まれています。