内容紹介
リーマンショックをきっかけとした景気低迷,円高,そして新興国の台頭。日本の製造業を取り巻く環境は,厳しさを増しています。こうした中で,日本の製造業が勝ち残っていくためには,競争力を今以上に高めていくことが不可欠です。そして,そのための一つの方策が,組織力を上げること。それにより,「何を作るか」「どうやって造るか」の部分に磨きを掛けることができるのです。幸いなことに,日本の製造業には,先人が残してくれた組織力を上げるためのさまざまな知恵があります。その代表が,本書で紹介する11の手法にほかなりません。本書では,これらの手法を俯瞰しながら,個々の手法についてその本質を解説しました(*1)。
こうして個々の手法の理解を深めれば,場面場面で最適な手法を選択したり複数の手法を連携したりすることが可能になり,競争力を高めることにつながります。
競争力を高めたいすべての「ものづくり企業」必携の1冊です。
(*1)本書は,複数の手法を横並びで解説する『ものづくりの教科書 革新のための7つの手法』のコンセプトはそのままに,最新の情報を加筆するとともに,新たに4種類の手法の解説を加えた。さらに,それらの重要性や位置付けに関する解説も追加した。