内容紹介

ブラジルのリオデジャネイロで開催の世界の首脳が集まる地球サミット「リオ+20」。
テーマは「グリーンエコノミー」で、自然資源から人類が得られる便益を保全しつつ
経済成長と両立させる地球の在り方を議論する。そこで注目される自然資源が、森林だ。
最近、森を資源として見る企業や、森の間伐材をバイオマスエネルギーとして利用する
企業が増えている。

森はまた、温暖化のクレジットを創出し、生物多様性を育む効果もある。森林を社員の
環境教育の場に活用する企業も増えており、社有林を持つ企業は積極的に活用を始め、
社有林を持たない企業は自治体と企業の森づくり協定を結んで、間伐作業や植林活動
などを進めている。

グリーンエコノミー時代に企業は森とどう付き合い、森を保全しながらいかに経済活動と
結び付け、森からの便益を得ていくのか。本書はその処“森”術を説いた本である。