内容紹介
「勝つ」経営者は、ICTの勘所を押さえている!鈴木敏文氏(セブン&アイ・ホールディングス)や瀬戸薫氏(ヤマトホールディングス)、
研究会メンバーが語る経営イノベーションとICT(情報通信技術)利活用の勘所とは。
東京オリンピック(1964年)から約半世紀。この50年間を俯瞰し、成長を遂げた
産業・企業における経営イノベーションを取り上げ、そこから「経営の本質」を
導き出し、「競争に勝つための条件」を提言した。
本書は、経営イノベーション50研究会が中心となって、経営イノベーションを
実際に手がけた経営者へのインタビューや対談、過去の記事などを基に、
経営とICT利活用の過去・現在・未来を分かりやすく編纂。経営者にとって必携であり、
またIT業界の若手や学生にとっても経営の本質とICTの勘所を知るうえで必読の書である。
<主な内容>
第1部 日本の産業成長にICTはいかに貢献したか
1 業務の自動化25年(1960~80年代中頃)
2 業務の最適化25年(1980年代中頃~現在)
3 経営との融合25年(現在から未来へ)
4 ICTは経営者の責任
第2部 ICTの興亡50年史──経営にインパクトを与え続ける
1 進化に対する大局観
2 覇者の興亡
エンタープライズシステムの確立(1960~80年)
部門や個人に浸透するICT(1981~95年)
インターネットショック(1996~2005年)
コンシューマーICT黄金時代(2006年~現在)
3 歴史から原則を学ぶ
第3部 ICTを生かしたこれからの経営
対談1 [早稲田大学教授]根来龍之氏 × [アクセンチュア社長]程 近智氏
商品にICTが埋め込まれる 産業構造の変化で戦略転換が必要に
対談2 [ライフネット生命保険副社長]岩瀬大輔氏 × 程 近智氏
対面セールス重視の業界にネット通販で参入 消費行動の変化に勝算を見いだす
対談3 [ローソン社長]新浪剛史氏 × 程 近智氏
共通ポイントカードのデータ分析し仮説を生む、独自の「地域密着型」チェーン目指す
対談4 [コマツ会長]坂根正弘氏 × 程 近智氏
人口減少でも成長するドイツに学べ 日本企業は強みを生かし価格以外の勝負を
<経営イノベーション50研究会とは>
グローバル競争に勝つ条件を追究することを目的に、程近智アクセンチュア社長が
発起人となり設立。メンバーには著名な経営者や学者が名を連ねる。
同研究会では、過去半世紀の代表的なイノベーションを検証し、グローバル競争に
勝つ条件を求めた。そこから生まれた具体的な提言をまとめたのが本書である。
(研究会メンバー)
岩瀬大輔[ライフネット生命保険副社長]/坂根正弘[コマツ会長]/
新浪剛史[ローソン社長]/程近智[アクセンチュア社長]/根来龍之[早稲田大学教授]/
牧田孝衞[元パナソニック情報システム担当常務役員]