内容紹介

坂根相談役がコマツの社長に就任した2001年、コマツは存亡の危機にありました。
国内の建機需要の減少で本業の売り上げは低迷、多角化の一環として子会社が手がけていた半導体事業も
折からの半導体不況を受けて赤字が拡大していました。2002年3月期には800億円という巨額の最終赤字を
計上しています。

この猛烈な逆風のなか、坂根相談役は山積する経営課題に敢然と立ち向かい、コマツを世界に冠たる
グローバル企業に生まれ変わらせました。なぜ坂根相談役はコマツを再生させることができたのでしょうか。
それを解き明かしたものが本書です。

坂根相談役の経営改革の本質は現状の正確な把握にありました。絡み合った問題を解きほぐし、問題点が
どこにあるのか、数字を通して本質を見抜くところが坂根相談役の真骨頂。
その「見える化」の極意を余すところなく語りました。
本書を見れば、坂根相談役がかけている魔法のメガネに触れることができると思います。
是非お読みください。