内容紹介

どうしたら儲かる会社ができるのか--。企業の経営者、ビジネスマンはそのために日々頭を悩ませる。そんな問いかけに対して、40年以上も実際に結果を出し続けてきたのが、東京のメーカー、エーワン精密の梅原勝彦相談役だ。

「利益を出せない会社は存在意義がない」と公言する梅原氏は小学校卒業後12歳で働き始めた叩き上げ。そのキャリア、そしてどこか「こわもて」な風貌は気合や精神論を重視するタイプに思えるかもしれない。しかし、それは全くの逆。梅原氏の発想はどこにでもいる「町工場のおやじ」とは大違いで、非常に柔軟で軽やか、論理的に考え抜かれた内容に満ちている。その発想は業種の壁を超え、収益性を高めたいと考えているさまざまなビジネスパーソンに響く。

例えば、梅原氏がこだわるのは、「利益率を高めるための数字に対する鋭い着眼点」といった点だけでない。早くから広告に取り組んでいたり、お客目線でサービスを高める手法にカイゼンを積み重ねるなど、想像できないほど幅広くユニークな内容ばかりだ。

梅原氏の言葉はいずれも、儲かる会社を作ってきた男ならではの「本物の説得力」に満ちている。本書は、ビジネスに関心を持つ全ての人に贈る「売上高経常利益率30%を超える会社の作りかた」である。