内容紹介
工場の人件費/設備投資を削減する「からくり設備」作製のヒント集
日本のトップ企業の生産現場が知恵を絞った最新事例を記者が厳選
図解入りで分かりやすい! 生産技術や設計の若手技術者教育に最適
自社の工場を強い工場に生まれ変わらせるには、低コストで高付加価値の製品を生み出す仕組みづくりが不可欠です。そのための主な方法は3つ。同じ出荷量に対して、(1)使用する原材料の量を削減する、(2)掛かる人手を減らす、(3)生産設備への投資を低減する、です。本書は、このうち特に(2)と(3)において強力なツールになり得ます。
本書には、トヨタ自動車や富士重工業など、日本を代表するメーカーの製造スタッフや生産技術者が実際に作製した設備や治工具の事例88件を収録しています。それらの設備や治工具が担当する作業内容は、「人手も動力も使わずに物を前工程から後工程に運ぶ」「部品箱から部品を欲しい数だけ取り出す」「稼動する別の設備の動力を使って組み付け作業ができる」など多岐にわたります。分野を問わず、どこの工場にもある作業を多く扱っているので、自社の工場にすぐに応用・展開することができます。
事例のほとんどを日経ものづくりの記者が取材・執筆しました。図解入りで分かりやすい内容。バインダの分類項目は「効率化したい作業内容」になっているので、欲しい情報にすぐにたどり着けます。さらに付属のCDに、バインダと同じ内容のPDFを収録。キーワード検索機能を使えば、例えば「かさ歯車」「カムフォロア」といった機械要素ごとの検索も可能です。