内容紹介

患者が症状を訴えているのに原因が見つからない場合どう対応すべきか。臨床医なら誰でも経験する不定愁訴への対処法をこの一冊に。

診察しても検査しても、患者の症状を医学的に説明できる原因が見つからない不定愁訴。対応を誤ると患者の信頼を失いドクターショッピングが始まる。どんな場合に精神疾患や心因性を疑い、どんな症状を機能障害と位置づけ、どんな症例で珍しい疾患を疑いさらに精密検査を進め、患者にはどのように説明すべきか。医師の取るべき対応をまとめた。

1~6章で不定愁訴の疫学と影響、身体疾患や精神障害を疑う場合、医師が考慮すべき特有の問題について解説。7~13章では様々な専門分野でよく見られる不定愁訴を扱い、14~18章で治療の在り方を述べている。治療の在り方では、誠意ある対応を受けていない、または真剣に扱われていないと感じている患者と信頼関係を築くための方法が言葉遣いも含めて記されている。

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