内容紹介
欧米で企業が相次ぎ導入、「GRC」の全貌がこの一冊で分かる!ビジネスのグローバル化や多角化に伴い、企業を取り巻くリスクはますます複雑化・多様化している。しかし事業機会と表裏一体であるリスクを避けているだけでは、企業の成長はままならない。
国内外の法規制の厳格化やサイバー攻撃の高度化など経営環境の変化を把握し、自社を取り巻くリスクを適切に識別・管理して経営に生かす。こうした「リスク管理経営」が、企業の継続的な成長のための意思決定に欠かせなくなっている。
いま欧米のグローバル企業を中心に、コーポレートガバナンス(企業統治)、リスクマネジメント、コンプライアンス(法令順守)に関する情報を一元的に管理し、経営情報として活用する動きが広がりつつある。経営リスクの可視化と管理をITの活用により効率的に実現する「GRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)」という手法も注目を集めている。
企業各社での取り組みを交えながら、新しいリスクマネジメントの必要性やあり方、GRC活用が企業にもたらすメリット、導入・活用のための方策を、体系的・具体的に解説する。