内容紹介
「データ」はビッグデータ時代の新たな通貨となり、企業や政府、個人などが持つデータを掛け合わせることで新たなサービスを生み出している。地中深くの“油田"に蓄積されていたデータが一気に吹き出ることで何が起きようとしているのか。
保険、金融、不動産、食品、農業、エネルギー、医療、広告、防犯、街づくり、科学、選挙など、あらゆる産業と公共分野で進行する驚異の「データ革命」をレポート!
「スマホによって私たちはデータとなった。プライバシー保護という観点からすれば、これほどやっかいなことはない。何でもかんでも分かってしまい、広告にどこまでも追跡されてしまう世界などごめんだという人も多いだろう。
しかし、パーソナルデータを含む価値あるデータを、いつまでも広告企業に独占させておく必要はない。今度は私たちが、私たちのために、私たちのデータを使う番だ。ジュジニ氏はパリでまさにそれに挑戦しようとしている」(本書より)